本サイトは2008年度から2013年度まで経済産業省の委託事業として実施した「中小企業情報セキュリティ対策促進事業(指導者育成セミナー)」のサイトです。本事業は2013年度で終了いたしました。 ここに書かれている内容は2013年時点から更新をしていないので、御利用の際には古いコンテンツであることをご承知おきの上御利用下さい。
情報セキュリティの基礎
3-3 メールの宛先指定を適切に
アドレス設定ミスで情報漏えいを起こす危険
  • アドレスの記入ミスにより、関係ない第三者に秘密情報を送ってしまうケース
  • アドレス帳からの選択ミスで第三者が指定され、そこに秘密情報を送ってしまうケース
  • メールソフトのオートコンプリート機能で違うアドレスが設定されたのに気づかず、第三者に秘密情報を送ってしまうケース
いずれも、メールの内容や添付ファイルの内容によっては、重大な情報漏えいにつながります。また、名簿等が第三者に送られた場合は、個人情報流出事故にもなります。
更に、本来の相手先には必要な情報が届かず、誤送信の相手には余計な情報が届いて、迷惑をかけると同時に信用を失うことにもなります。
cc、bccの使い方を間違えて情報漏えいを起こす危険
メールアドレスは、個人情報に該当するとみなされる可能性があります。
アドレス設定ミスで、関係ない第三者に他人のアドレスが知られた場合、個人情報漏えい事件として扱われ、関係当局等への届出が必要になる可能性があります。
  • to: 正規の宛先。メールを受信した人全てが、誰宛のメールかわかる
  • cc: 写し送付先。メールを受信した人全てが、誰に写しが送られたかわかる
  • bcc: 匿名送付先。メールを受信した人全てが、toとccの送り先はわかるが、bccによる送付先(bccで受け取った本人以外)はわからない。よって送信者は、写しが送られた先を他の受信者に知らせたくないときに利用できる
以上を理解して、特にccとbccをうまく使い分け、情報漏えいが起きないよう気をつけましょう。
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