JNSA主催セミナー(2009年度)
JNSA PKI相互運用技術WG主催セミナー
PKI Day 2009−<様々な分野に展開されるPKIの最新動向>
■ 日 時: | 2009年6月24日(水)午前10時〜午後6時40分(受付開始午前9時30分) |
■ 場 所: | 東京ウイメンズプラザホール(246席) JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分 地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分 都バス(渋88系統):渋谷駅からバス4分青山学院前バス停下車徒歩2分 |
■ 主 催: | NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 PKI相互運用技術WG |
■ 定 員: | 246名 |
■ 料 金: | 参加無料 |
■ 申込方法: | 事前申込の受付は終了いたしました。 |
■ 講演内容: |
「様々な分野に展開されるPKIの最新動向」 PKIは、デジタル社会のインフラとなるべき技術です。PKI day 2009では、インターネット、学術分野、医療分野、電子政府分野、企業内など、様々な分野においてデジタル社会のインフラとして展開されているPKIの最新動向をお届けします。 |
1. 「PKIの展開状況の概観」/松本 泰氏 | [883MB] | |
2. 「PKIの標準化動向とリソースPKI」/木村泰司氏 | [826KB] | |
3. 「長期署名フォーマットの欧州実証実験ETSI Remote XAdES/CAdES Plugtests について」/漆嶌賢二氏 | [1.64MB] | |
4. 「大学のサーバ証明書自動発行を目指して」/島岡政基氏 | [1.09MB] | |
5. 「日本におけるヘルスケアPKI(HPKI)の最新動向」/茗原秀幸氏 | [236KB] | |
6. 「欧州の政府系PKIとID管理」/松本 泰氏 | [2.06MB] | |
7. 「政府機関及び金融機関のSSLサーバ暗号設定に関する調査結果について」/神田雅透氏 | [3.93MB] | |
8. 「Windows 7とWindows 2008 R2で実現するPKI」/渡辺 清氏・浅野昌和氏 | [2.81MB] |
10:00 | 10:05 |
【御挨拶】 |
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JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直 氏 |
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10:10 | 10:25 |
【講演】「PKIの展開状況の概観」 |
講師:セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏
【講演内容】 欧米におけるPKIの重要な動向を説明するとともに、インターネット、学術分野、医療分野、政府関係などで展開されるPKIを概況を説明します。 |
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10:30 | 11:20 |
【講演】「PKIの標準化動向とリソースPKI」 |
講師:社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
技術部/インターネット基盤企画部 セキュリティ事業担当 木村 泰司 氏 【講演内容】 2008年の中頃、インターネットにおけるPKI技術の基本的な仕様が定めた、RFC5280 が公開されました。 RFC5280は2002年に出されたRFC3280の後継にあたります。本講演では、RFC5280を概説し、仕様がどのように変わったのかを紹介します。また最後に、インターネットにおけるIPアドレス管理のため、国際的に構築が検討 されているリソースPKIの動向を紹介します。 |
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11:25 | 12:15 |
【講演】「長期署名フォーマットの欧州実証実験ETSI Remote XAdES/CAdES Plugtests について」 |
講師:欧州通信規格協会(ETSI) スペシャリストタスクフォース(STF)351 メンバー
次世代電子商取引推進協議会(ECOM) 客員研究員 エントラストジャパン株式会社 漆嶌 賢二 氏 【講演内容】 ETSIでは2008年度、XAdESとCAdES双方の長期署名フォーマットに関するリモート方式による3回の相互運用テストを実施しました。これは欧州初のリモート方式の長期署名テスト、CAdESのテストとなりました。日本からも実験の運営、テストケース設計、環境構築などに貢献しました。本講演ではテストやその準備の様子、実験で生じた課題を反映させた次期仕様の改訂内容、関連標準の動向について報告します。 |
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12:15 | 12:30 |
【質疑応答】 |
12:30-13:30 昼休み | |
13:30 | 13:35 |
【午後のプログラムのご紹介】 |
JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直 氏 |
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13:35 | 14:15 |
【講演】「大学のサーバ証明書自動発行を目指して」 |
講師:国立情報学研究所 客員准教授 島岡 政基 氏
【講演内容】 国立情報学研究所では全国の大学等を対象にサーバ証明書を発行する「UPKIオープンドメイン証明書自動発行検証プロジェクト」を開始します。プロジェクトでは、各大学の学内認証基盤と連携することによってサーバ証明書の自動発行が可能な、証明書自動発行支援システムを新たに開発・導入しました。本講演では、自動発行システムを実現する本プロジェクト独自の発行スキームについて述べるとともに、具体的にどのようにして自動発行を実現できるのか、学内認証基盤とシステムとの連携方法を解説します。 |
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14:20 | 15:10 |
【講演】「日本におけるヘルスケアPKI(HPKI)の最新動向」 |
講師:保健医療福祉情報システム工業会 セキュリティ委員会 委員長 茗原 秀幸 氏
【講演内容】 保健医療福祉分野のPKIはIT新改革戦略重点計画にてその整備が明記され、着々と普及に向けた整備が行われつつあります。既に運用が開始された署名用HPKIに続き、今年度においては、医療情報ネットワーク基盤検討会において認証用HPKIの検討が開始されました。また、工業会においては、ICカードガイドライン、電子署名規格を整備し、その普及に協力しています。今回はこれらの最新動向について紹介いたします。 |
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15:15 | 16:05 |
【講演】「欧州の政府系PKIとID管理」 |
講師:セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏
【講演内容】 欧州の電子政府の先進国各国では、電子行政サービスにおけるバックオフィスの連携等を進めるため、デジタル社会にふさわしい「ID管理の仕組み」及び「社会的信頼の仕組み」 整備した上で、PKIを展開しています。 ここでは、 「エストニア」「デンマーク」「スロベニア」「オーストリア」の4つ海外事例をもとに、行政の効率化やサービス利用者中心の行政システムを支えるべきPKIを考察します。 |
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16:05 | 16:15 |
【質疑応答】 |
16:15-16:30 休 憩 | |
16:30 | 16:35 |
【午後のプログラムのご紹介】 |
JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直 氏 |
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16:35 | 17:25 |
【講演】「政府機関及び金融機関のSSLサーバ暗号設定に関する調査結果について」 |
講師:NTT情報流通プラットフォーム研究所 神田 雅透 氏
【講演内容】 NISCからSHA-1及びRSA1024に係る移行指針が公表される等、暗号世代交代の時期に差し掛かっています。しかし、暗号研究者と現場サイドの安全性に対する解釈の違いが大きく、現場サイドが世代交代の必要性を十分に意識しているとは言い難い状況にあります。そこで、暗号世代交代をSSLの面から取り上げ、政府・金融系SSLサーバについて証明書及び暗号設定の現況調査した結果をもとに、どのような課題が見いだせるか、現場サイドで何を考えてもらうべきかについて議論します。 |
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17:30 | 18:30 |
【講演】「Windows 7とWindows 2008 R2で実現するPKI」 |
講師:マイクロソフト株式会社 コンサルティングサービス統括本部
Security Center of Excellence (SCOE) 渡辺 清 氏 GMOグローバルサイン株式会社 グループ技術開発部 部長 浅野 昌和 氏 マイクロソフトはWindows 2000以降、PKIを戦略的に投資し続けています。PKIのニーズは多様化し、様々な局面での対応が必要となっています。本講演では、新規OS Windows 7およびWindows 2008 R2に搭載されている新しいPKI機能をご紹介し、改善点や強化された箇所を説明します。またPKI利用シナリオの広がりとして、従来エンタープライズ環境で利用していただいていた証明書登録機能がパブリックでの環境で利用可能となります。会社の境界を越えたシナリオ、認証局(CA)との連携シナリオ、B2C環境での証明書配布シナリオ等をご紹介します。 |
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18:30 | 18:40 |
【質疑応答】 |
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい