調査研究部会
2011年度活動内容
部会長:加藤 雅彦(株式会社インターネットイニシアティブ)
主に調査活動と技術的研究や勉強会などを行っていく。
調査事業としては被害調査および市場調査を2大事業として推進し、技術的研究としてIPv6などの新コンピューティング技術の調査研究、およびスマートフォンの安全な利用に関する調査研究を行う。
また、新たな技術の調査研究に必要な勉強会、BoFなどは随時行う。
セキュリティ被害調査WG
リーダー:大谷 尚通(株式会社NTTデータ)
- 1.WGの活動目的
- 2010年の発生確率調査(トライアル)の結果からテーマを選択・深堀りし、また2010年の調査項目以外も追加検討し、2011年発生確率調査(本調査)を実施する。 リスク評価検討WGと連携し、発生確率調査の必要条件の決定や統計的検証を行う。2010年個人情報漏えい調査の報告書の公開、および2011年の同調査も継続して実施する。
- 2.WGの年間活動予定
- 以下の予定成果物の作成。
- 3.予定成果物
- 「2010年度 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 個人情報漏えい編」
「2011年度 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 発生確率編」
「2011年度 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 個人情報漏えい編」
セキュリティ市場調査WG
リーダー:勝見 勉(株式会社情報経済研究所)
- 1.WGの活動目的
- 国内の情報セキュリティ市場の現況を調査・分析し、報告書を作成する。
- 2.WGの年間活動予定
- 「2010年度版情報セキュリティ市場調査報告書」の完成
2011年度 情報セキュリティ市場調査の実施(時期については検討・調整予定)
及び報告書作成 - 3.予定成果物
- 「2010年度版国内情報セキュリティ市場調査報告書」
「2011年度版国内情報セキュリティ市場調査報告書」
IPv6セキュリティ検証WG
リーダー:林 憲明(トレンドマイクロ 株式会社)
- 1.WGの活動目的
- 組織内ネットワークに対し、意図せずにIPv6接続した利用者が及ぼしうる被害とその対策について検討を行う。
- 2.WGの年間活動予定
- 共同検証実施後、3回程度のミーティング開催により報告書を仕上げる。管理者の知らぬ間に一部IPv6化された場合にどのような管理手法が考えられるのか、制限していた項目が制限されなくなることはあるのか、IPv4環境下において、安全対策上実施していた項目が使えなくなることはあるのか等の項目について報告を行う計画。
- 3.予定成果物
- 「2011年 IPv6セキュリティ検証報告書」
スマートフォン活用セキュリティポリシーガイドライン策定WG
リーダー:加藤 智巳(株式会社ラック)
- 1.WGの活動目的
- 企業においてスマートフォンの利便性を損なわず安全に業務利用するためのガイドラインの策定と関連の研究、勉強会、情報交換の実施
- 2.WGの年間活動予定
- 「スマートフォン活用セキュリティガイドラインβ版」の続編となる完全版と、関連する情報資料の策定とリリース
- 3.予定成果物
- 「スマートフォン活用セキュリティガイドライン2011年度版」
SNSセキュリティWG
リーダー:高橋正和(日本マイクロソフト株式会社)
- 1.WGの活動目的
- 利用者を急速に増やしているSNSは、セキュリティやプライバシーについての新たな問題を提起している。一方で、これらの問題点が個人や企業の利用者が参考とすべき情報が少ないことから、SNSをITインフラの一形態として、安全な利用を促すことを目的として以下の活動を行う。
・SNSのセキュリティとプライバシーに対する調査(現状把握)
・上記調査に基づく、安全な利用方法の取りまとめ(対策の提案)
・SNSを使ったセキュリティ啓発手法の研究(利用方法の研究) - 2.WGの年間活動予定
- ミーティングや勉強会の開催、メーリングリストやSNS上での議論を通じて、成果物の作成を行う。
- 3.予定成果物
- ・セキュリティの観点から見たSNSの現状と課題
・SNSの安全な利用方法についての資料
・SNSを使った啓発活動の試行(SNSのコンテンツとして作成)
・SNSを通じた、これらの成果物の公表