2012年度 JNSA表彰のご報告
JNSAでは、情報セキュリティ向上のための活動を積極的に行い広く社会に貢献した、あるいはJNSAの知名度向上や活動の活性化等に寄与した個人、団体、JNSAワーキンググループを対象に「JNSA賞」と称する表彰を贈る制度を、2006年度に発足いたしました。
この賞は、情報セキュリティの向上に寄与された方々を広く紹介し、その活動を称え、更に積極的な活動をしていただけるよう、設置したものです。この賞が、広く社会に情報セキュリティが根付く発端となり、より良い社会を実現できる一助になればと考えています。
受賞者決定まで
2012年9月に、過去にJNSAの知名度向上、活動の活性化、また広く社会の情報セキュリティの向上に貢献した個人、団体、JNSAワーキンググループの推薦(自薦、他薦は問わず)を募集し、10月の幹事会で推薦候補者の決定、11月に田中英彦会長と各部会長の選考委員会で受賞者を決定しました。
表彰式
2013年1月25日にベルサール神保町で行われるJNSA新年賀詞交歓会の場にて、JNSA賞受賞者の表彰式を行いました。 当日は、田中会長より各受賞者へ表彰状・表彰楯・金一封が授与されました。
2012年度 受賞者
- 個人の部(1件)
- ◇情報セキュリティ向上のための活動を積極的に行いJNSAの活動の活性化等に寄与
- 守屋 英一 氏 (日本アイ・ビー・エム株式会社)
- JNSAのSNSセキュリティWGを通し、対外的に広くSNSセキュリティ対策の啓発活動に従事している。
その活動の一端として、「フェイスブックが危ない」(6月22日文芸春秋刊)を出版。
情報セキュリティ専門家としての知見とともに、豊富な調査データや事例、自身の実体験をもとに実名登録が原則であるフェイスブックに潜むリスクと安全に使う方法をITを得意としないユーザーにも広く伝えた。
- ワーキンググループ(WG)の部(1件)
- ◇WGの活動が協会の活性化ならびに情報セキュリティの向上に大きく貢献
- 在宅勤務における情報セキュリティ対策検討WG
(WGリーダー:みずほ情報総研株式会社 冨田 高樹 氏) - 2011年度に夏期の節電に向けて在宅勤務が増加することを想定し、その対策としてオフィスの節電対策のための「在宅勤務における情報セキュリティ対策ガイドブック」 を公開。
2012年度は改訂版として「オフィスの節電と在宅勤務における事業継続・情報セキュリティ対策ガイドブック」を公開した。両ガイドブックともに1カ月程度の短期間で執筆・とりまとめ・公開を行ない、即時性の高い情報提供に努めた。
- 在宅勤務における情報セキュリティ対策検討WG
- 特別賞(3件)
-
◇インターネット安全教室を中心とする情報セキュリティ普及啓発活動を活発に実施することにより、広く一般社会のセキュリティ知識の向上に貢献
- 特定非営利活動法人なら情報セキュリティ総合研究所
- 特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい
-
◇活動が情報セキュリティの向上に寄与
- セキュリティ・キャンプ講師陣
- ITに対する意識の高い若者に対し、情報セキュリティおよびプログラミングに関する高度な教育を実施し、将来のIT産業の担い手となり得る優れた人材の発掘と育成を目的とした「セキュリティ・キャンプ」において、長年にわたり講師としてボランティア精神にあふれた活動を行い、わが国の情報セキュリティの向上に貢献した。