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JNSA PKI相互運用技術WG・電子署名WG主催セミナー
PKI Day 2019
■ 日 時: | 2019年4月17日(水)10時00分〜17時40分(受付開始9時30分) | |||||||||
■ 場 所: | 浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス ROOM 1 ![]() (〒111-0053 :東京都台東区浅草橋1丁目22-16 ヒューリック浅草橋ビル3F) JR浅草橋駅[西口]より徒歩1分 |
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■ 主 催: |
NPO日本ネットワークセキュリティ協会 PKI相互運用技術WG NPO日本ネットワークセキュリティ協会 電子署名WG |
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■ 定 員: | 132名 | |||||||||
■ 料 金: | 無料 | |||||||||
■ 参 加: | 事前申し込みの受付は終了しました | |||||||||
■ 講演資料 ※4/12更新 |
当日は講演資料の配布はいたしません。参加される方は講演資料(PDF)をご自身でダウンロードいただき、当日お持ち下さいますようご協力をお願い致します。
※講演資料は、4月10日(水)までにこちらのページで公開予定です。当日は講演資 料の配布はいたしません。参加される方は、以下の講演資料(PDF)をご自身でダウンロードいただき、当日お持ち下さいますようご協力をお願い致します。
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■ 開催趣旨 |
今回のPKI day 2019 では、午前の部と、午後の部に分けて、 二つのテーマで議論を行います。 午前の部では、低コストで高機能なIoTデバイスに組み込まれる 暗号技術をベースとした「IoTのトラスト」について、標準化の 観点、プラットフォームの観点、半導体(SoC)の観点等から見た、 「IoTのトラスト」に関する技術とその意義について議論します。 午後の部では、「トラストサービスの在り方」というテーマで、 トラストサービスの関わる世界の動向を探り、トラストサービスに 関する技術と法制度の在り方や、日本で議論すべきトラストサービス とは何か等について議論します。 |
【ご挨拶】10:00 - 10:20
「PKI day 2019の午前の部 オーバビュー」
セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏
【講演】10:20 - 10:50
「IoTにおけるトラスト実現に向けた技術的な仕組み」
株式会社レピダム 代表取締役 菅野 哲 氏
<概要>
Society5.0に代表されるスマート化される社会を実現には、膨大な数のIoTデバイスにより収集されたビックデータに対する利活用が非常に重要になります。 この状況を実現するために必要な要素として、膨大な数のIoTデバイスのセキュアな管理かつ簡便な運用が求められます。 これらの要件を実現するために、様々な仕組みが必要 ではありますが、重要な仕組みとしてトラストがあります。 本講演では、IoTにおけるトラストを検討する上で重要となる、トラストと関係が深いIoTセキュリティに対してガイドライン等で懸念されている現状の課題やIETFをはじめとする標準化団体における技術動向を踏まえて議論するための情報を提供しま す。 【講演】10:50 - 11:20
「セキュアなIoTを構築する技術 -- Azure Sphere、Azure IoT Hubの場合」
日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 太田 寛 氏
<概要>
機器群がインターネットで接続されパブリックなサービス(クラウド)も含めてデータが送受信されるIoTにおいて、セキュリティの脅威からシステムを守るには、クラウド、クラウドとデバイス間、デバイスそれぞれの特性に応じたテクノロジーが必要です。 本セッションでは、デバイスの部分にフォーカスしMCUも含めたセキュリティを提供するAzure Sphereの概要を解説します。 併せて、ベースになっているセキュリティの基本的な考え方やデバイスとクラウド間接続に対してAzure IoT Hubが提供するセキュリティ機能も紹介します。 【講演】11:20 - 11:50
「IoTセキュリティ強化のための技術戦略解説」
SHコンサルティング株式会社 代表取締役社長 河崎 俊平 氏
<概要>
これからのIoTエッジデバイス向けSoCでは、アプリAPIを使い応用プログラマがシステムセキュリティを担保するトラスト実行環境(TEE)と物理耐タンパ性が両方要求されます。 デバッグ機能、メモリ、ストーレージをPKI技術で統一的に守り、さらにPKIを含むNIST準拠アルゴリズムを採用しFIPS140-2を含めた海外政府調達基準を満たすことも視野に入れます。 これをソフトのみでなくハードのオープンソースでパッケージ化することにより、コミュニティを巻き込んで世界での進化に送れない技術を展開することを指向したいと思います。活発なご討論をいただき、ご助言をいただければ幸いです。 |
休憩(11:50 - 12:00) |
【パネルディスカッション】12:00 - 13:00
「IoTのトラスト」
モデレータ: セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏 パネリスト: 株式会社レピダム 代表取締役 菅野 哲 氏 日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 太田 寛 氏 SHコンサルティング株式会社 代表取締役社長 河崎 俊平 氏 |
休憩(13:00 - 14:00) |
【講演】14:00 - 14:20
「PKI day 2019の午後の部 オーバビュー」
JNSA 電子署名WGサブリーダー/JT2A 運営委員 佐藤 雅史 氏 【講演】14:20 - 14:50
「米国航空産業で利用されるPKI」 株式会社コスモス・コーポレイション 濱口 総志 氏
<概要>
航空機産業は、最も安全や信頼性が求められる産業といっても過言ではありません。民間航空機はデジタル航空機へと転換してきており、 現行モデルの航空機には1000ものソフトウェア部品が搭載されています。その中で、航空機メーカは信頼性確保に併せて徹底した効率化によるコストの削減に主体的に取り組んでおり、早くからPKI技術も導入されてきています。 日本でもSociety 5.0の実現にあたり、信頼性の確保とその信頼性を検証する仕組みが必要となっている中、米国航空産業における”信頼性”の確保について先端的な取り組みを紹介します。 【講演】14:50 - 15:20
「「英国オープン・バンキング」におけるトラストの確立」
株式会社野村総合研究所 IT基盤技術戦略室 上席研究員 崎村 夏彦 氏
<概要>
あることをトラストするとは、実際に自ら確かめることなく、ある事象が必要な確度以上で起きると信ずることができることを言います。したがって、情報システムにおいては「トラスト」とは、その情報システムが期待通りに動くと、自ら検証することなく信ずることができることを指すといえるでしょう。それは、とりもなおさず、そのシステム全体について、誰かがどこかできちんと検証していることを期待するということになると言えましょう。 生活者向けのAPIを提供する英国オープン・バンキングでは、これを3つの軸で達成しようとしています。 1) 安全なプロトコルの開発と採用 2) 実装の正しさの継続的検証 3) 参加者の身元確認とレジストリの整備 本セッションでは、これらについて、どのような取り組みがなされているかを紹介します。 【講演】15:20 - 15:50
「Society5.0を支えるトラストサービスとトラスト基盤」 慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 特任教授 手塚 悟 氏
<概要>
我が国におけるSociety5.0に関する取り組みが様々なところで行われています。 Society5.0は、データ・ドリブン・アーキテクチャであることより、このデータをいかに安心安全に流通させ、今後の健全なデジタル社会をいかに実現できるかが問われています。 そこで、Society5.0を支えるトラストサービスとトラスト基盤について考察すると共に、国際連携を踏まえたトラスト基盤とは何かについても紹介します。 |
休憩(15:50 - 16:10) |
【パネルディスカッション】16:10 - 17:40
「トラストサービスの在り方」
モデレータ: JNSA 電子署名WGサブリーダー/JT2A 運営委員 佐藤 雅史 氏 パネリスト: 宮内・水町IT法律事務所 弁護士 宮内 宏 氏 有限会社ラング・エッジ 宮地 直人 氏 慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 特任教授 手塚 悟 氏 株式会社コスモス・コーポレイション 濱口 総志 氏 株式会社野村総合研究所 デジタル基盤開発部 上席研究員 崎村 夏彦 氏 |
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい