JNSA主催セミナー(2011年度)
2011 日韓情報セキュリティシンポジウム
〜 日韓企業による展示会同時併催 〜
日韓の情報セキュリティの向上を目指す企業と人の交流を図り、グローバルな体制が必要とされる情報セキュリティに関して両国に共通の課題を議論し、共通の理解を得る目的で、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)、日本セキュリティ監査協会(JASA)が韓国の知識情報セキュリティ協会(KISIA)と協力して、国際シンポジウムを行います。両国の民間レベルでの緊密な交流を促すと共に、両国が協力して広くアジアの情報セキュリティの向上にも積極的に取り組むことを目指します。 |
■ 日 時: | 2011年11月10日(木)13:00〜18:45(受付開始12:00) |
■ 場 所: | 五反田ゆうぽうと 芭蕉の間 (品川区西五反田8-4-13) |
■ 主 催: | 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会(JASA) 韓国知識情報保安産業協会(KISIA) |
■ 後 援: | 総務省(申請中)、経済産業省、情報セキュリティ政策会議、 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、 JPCERTコーディネーションセンター、Telecom-ISAC Japan |
■ 定 員: | 120名 |
■ 料 金: | 無料 |
■ 参加申込: | 事前申込の受付は終了しました |
当日は日韓企業による展示会も併催します |
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【韓国の方はこちらをご覧下さい⇒】 |
【開会挨拶】 13:00-13:15
■会長挨拶
NPO日本セキュリティ監査協会(JASA)会長 土居 範久 氏
NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)会長 田中 英彦 氏 韓国知識情報保安産業協会(KISIA)会長 李 得春 氏 |
【第一部 講演】 13:15-16:20
■大規模インシデントの予防と対応
13:15-13:40 「CCCによるボット対策の効果と今後の対応」(25分)
中尾 康二 氏(KDDI株式会社)
<概要>
日本においてボットに感染したPCの数をいかに削減できるかという命題に向けて、総務省、経済産業省の共同プロジェクトであるCCCを5年前に立ち上げた。本講演では、CCCプロジェクトの活動概要、仕組みを紹介するとともに、CCCにおいて継続した対策の具体的な効果(有効性)、及び他国とのコラボレーション(特にドイツのECO)を解説する。さらに、今後のCCC活動の方向性、及びその他の関連施策について概観する。 13:40-14:05 「DDos 攻撃の概要および対応プロセス」(25分)
張 大勲 氏(株式会社アンラボ)
<概要>
2011年3月4日、韓国の大統領府など主要国家機関を襲ったDDosサイバーテロ。攻撃は、2009年に米国ホワイトハウスなどを襲い大打撃を与えた7・7DDOSから、より分析困難な手法へと進化していました。官民協力のもとで被害を最小限にとどめた対応の全貌についてお話し致します。 ■新技術・新サービスと情報セキュリティ
[1] スマートフォンと情報セキュリティ
14:05-14:30
「スマートフォンセキュリティの課題と最近の情報セキュリティトレンド」(25分)
西本 逸郎 氏(株式会社ラック)
<概要>
高機能携帯の延長と捉えられているスマートフォン。その肝は管理主体の切り替わりにあります。日本においては携帯端末からの高機能化や技術革新での安全性を担保は、監督官庁から電気通信事業者へのガイドや指示により実施し、位置情報などのプライバシーに直結する情報の取り扱いを制限してきました。一方、パソコンから発展した現在の主力のスマートフォンは、その管理主体をあっという間にアップル社やグーグル社などのプラットフォーマに移行し、開発やアプリの配布も原則オープンに誰でも出来るようになり、莫大な市場を生み出すと期待されています。日本においては、この問題に関して明確な方針を打ち出せていません。また、昨今の大手ゲームメーカへの攻撃や大手機械メーカへのスパイ活動の試みが明らかになったことは、想定する攻撃者を明確に意識する必要に迫られていると言えます。 14:30-14:55
「モバイル端末での持続的な文書セキュリティ」(25分) 李 相a 氏(Fasoo.com,Inc)
<概要> スマ−トフォン及びタブレットの急速な普及がもたらしたモバイル業務環境は情報共有の活性化、業務効率化など、企業経営において肯定的な影響を及ぼしたが、同時に情報漏えいのリスクは増加しています。特にモバイル端末での文書ファイルセキュリティの問題はますます深刻になっています。既存のPC環境でもネットワーク、システム単位の従来セキュリティソリューションでは文書ファイルの保護に限界がありますが、モバイル環境の場合には文書ファイルの保護がもっと大変になります。それで、この問題を根本的に解決できるソリューションとして 文書ファイル単位のセキュリティソリューションであるEnterprise DRMを紹介し、モバイル端末での適用事例を提示します。 |
休憩 (14:55-15:30) |
[2] クラウドコンピューティングと情報セキュリティ
15:30-15:55
「クラウドコンピューティングの情報セキュリティの課題と日本の取組み」(25分) 佐藤 元彦 氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社) <概要>
クラウドコンピューティングを利用するユーザにとって関心の高い項目として、情報セキュリティに対する課題があります。とはいえ、クラウドコンピューティングを提供するプロバイダーも利用するユーザも、クラウドコンピューティング上の情報セキュリティに「迷っている」ように思われます。今回は、日本におけるクラウドコンピューティングの情報セキュリティに対する取組みを紹介しつつ、クラウドコンピューティング上の情報セキュリティに対する課題意識の共有と、課題が発生する原因の考察及び、プロバイダー・ユーザーがそれぞれの立場でどのようにクラウドコンピューティングの情報セキュリティに関する課題に対応していくべきかを紹介します。 15:55-16:20
「クラウド環境でのセキュリティ脅威と対策」(25分) 南 效昌 氏(SECUI.COM)
<概要> クラウドコンピューティングの基本概要と主なセキュリティ脅威について紹介する。また、クラウドコンピューティング環境での仮想化セキュリティ技術と情報流出に対すセキュリティ技術も紹介する。 |
【第二部 日韓連携に向けて】 16:20-18:45〈145分〉
■日韓の情報セキュリティに関する連携
16:20-16:45
「IPAとKISA(韓国インターネット振興院)の関係と取り組みについて/ KISAにおけるスマートフォン及びクラウドの取り組みとIPAとの協力」(25分) 石井 茂氏(独立行政法人情報処理推進機構(IPA))
ノ・ミョンサン氏(韓国インターネット振興院(KISA)) <概要> 調整中 |
休憩 (16:45-16:55) |
■パネルディスカッション (85分)
16:55-18:20 「情報セキュリティ産業のアジア展開と日韓連携」 <モデレータ> 金 大淵 (WINS Technet CO., LTD.) <概要>
情報セキュリティ(情報保護)に関連する産業の今後につき、日韓(KISIA、JNSA、及びJASA)の間で現状の活動を共有し、今後の連携協力に関する方向性についてパネル討論することを目的とします。両国から2名程度のパネリストは準備し、両国でのセキュリティ事情を紹介し合い、今後連携協力が出来る潜在的な技術、及びマネジメントにつき、パネリストを中心に議論を進めます。パネルの結果、可能なレベルの今後の連携協力のための枠組みを導出したいと考えています。 18:20-18:45 韓国企業紹介 |
【日韓企業による懇親会】 19:00-21:00
<会費 4,000円> ゆうぽうとレストランにて立食形式に懇親会を行います。併せてぜひご参加ください。 |
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい