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セミナー2005年


■ 日時: 2005年10月28日(金) 10:30〜17:30(受付開始 10:00)
■ 場所: セコムホール(セコム株式会社本社ビル2F) 東京都渋谷区神宮前1-5-1
  ■原宿駅(竹下口より徒歩7 分)
  ■明治神宮駅(出口5より徒歩5分)
■ 主催: NPO 日本ネットワークセキュリティ協会  PKI相互運用技術WG
■ 定員: 100名
■ 料金: 参加無料
■ 申込方法: 申し込み受付は終了しました。
■ 概要:

PKIは、情報社会の様々なインフラとなるべき技術ですが、その技術の幅は非常に幅広く、また、奥深いものがあります。PKIが普及していないという指摘がある一方、電子パスポート、金融機関のICキャッシュカード、医療PKIなどPKI技術を利用した様々なインフラは、今後のIT社会における信頼を確立するため深く浸透して行くものと考えられます。
NPO JNSAのPKI相互運用技術WGおよびChallenge PKIプロジェクトでは、PKIの相互運用技術をキーワードに様々な活動を行ってきました。今回のセミナーでは、これまでの活動の成果などを踏まえ、PKI技術の最新動向について説明します。

★プレゼンテーション資料 (※10/31更新)
 恐れ入りますが、セミナーご参加の方は、事前に資料をダウンロード、プリントアウトの上、当日ご持参いただけますようお願い致します。

経営幹部にPKIを理解してもらうためには…(290KB) 宮川 寧夫 氏
PKI標準化最新動向(811KB) 稲田 龍 氏
マルチドメインPKIと相互運用性のBest Current Practice(1.65MB) 島岡 政基 氏
グリッドコンピュータとPKI(1.83MB) 奥野 琢人 氏
JPNIC認証局 〜IPアドレス認証局(認証)〜(1.56MB) 木村 泰司 氏
WS-FederationとPKI(3.53MB) 鈴木 章太郎氏
Challenge PKIプロジェクトとPKI最新技術事情(312KB) 松本 泰 氏

10:30〜 10:40 御挨拶
JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直義 氏
10:45〜11:15 基調講演「経営幹部にPKIを理解してもらうためには…」
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター 宮川 寧夫 氏
   
11:20〜12:00 「PKI標準化最新動向」
富士ゼロックス株式会社 稲田 龍 氏
  PKIの基本的な部分に関しては、標準化がほぼ終了しているが、実社会において利用を考える場合、まだまだ課題が残っています。特に証明書の失効検証に関しては多くの問題を抱えています。
本セミナーでは、IETFなどで議論されているPKIの標準化の動向をお話します。
12:00〜 12:10 質疑応答
12:10〜13:10 昼休み

13:10〜 13:15

午後のプログラムのご紹介
JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直義 氏
13:20〜 14:00 「マルチドメインPKIと相互運用性のBest Current Practice」
セコム株式会社 IS研究所 島岡 政基 氏
  今までのinhouse/enterprise PKIのようなクローズドな利用方法から、複数のPKIを相互接続する大規模PKIの展開や、SAMLをはじめとする認証連携技術からの利用などPKIの適用範囲は急速に広がりつつあります。このようにマルチドメイン化が進むPKIにおいては相互運用性の確保が必要となってきます。本セッションでは、PKIの世界的なマルチドメイン化の流れや、マルチドメインPKIの相互運用性を確保する上でPKIベンダや導入ユーザが注意すべき点などについて、チャレンジPKIプロジェクトがIETFへ提案しているInternet-Draftの概要紹介を交えながら説明します。
14:05〜14:45 「グリッドコンピュータとPKI」
日本電気株式会社 第二コンピュータソフトウェア事業部 奥野 琢人 氏
  グリッドコンピューティングでは、通信の暗号化と利用ユーザの認証にPKIの仕組みを取り入れています。代表的なグリッドミドルウェアである Globus の Grid Security Infrastructure(GSI) の仕組みや Proxy 証明書を利用したシングルサインオン、MyProxy との組み合わせ、CAS や VOMS と呼ばれるアクセスポリシー管理など、グリッドにおけるユーザ管理やアクセス制御について説明します。
14:50〜15:30 「JPNIC認証局 〜IPアドレス認証局(認証)〜」
社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
 技術部/インターネット基盤企画部 セキュリティ事業担当   木村 泰司 氏
  日本国内でIPアドレスやAS番号の管理を行っているJPNICにおいて認証局の構築が行われています。この認証局はIPアドレス等に関する情報登録者の認証(ISPなどの認証)と、登録情報に基づいて発行する証明書を使ったインターネットにおける認証という二つの認証の実現を目標としています。2005年9月、当センターで情報登録者の認証の一環としてISP向けの証明書発行を開始しました。この認証業務では、複数の組織に存在する"資源管理者"が、それぞれのユーザの証明書を管理できる仕組み(単一の認証ドメインに対する複数の外部RAモデル)が使われています。
本セッションでは、ユーザにとって身近な証明書を目指したこの仕組みを紹介し、更に自社や取引先における電子認証を検討する際のいくつかのポイントについて考察します。
15:30〜 15:40 質疑応答
15:40〜15:55 休憩

15:55〜 16:00

午後のプログラムのご紹介
JNSA研究員/株式会社ディアイティ 安田 直義 氏

16:05〜17:05

「WS-FederationとPKI」
マイクロソフト株式会社 鈴木 章太郎氏
 

Web Serviceの需要が拡大する中、よりセキュアな技術を使って、ダイナミックコラボレーションを行い、シームレスなサービス提供ができる時期に来ています。WS-Federation認証連携は、既存の認証アーキテクチャをうまく取り込みながら連携を図り、異種環境が混在する状況で信頼関係を構築することが可能です。
本セッションは、WS-Federation認証技術とマイクロソフトの取組を、事例を挙げながら紹介し、PKIとの関係にもふれてみます。

17:10〜17:30

「Challenge PKIプロジェクトとPKI最新技術事情」
セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー  松本 泰氏
  NPO JNSAのPKI相互運用技術WGおよびChallenge PKIプロジェクトでは、PKIの相互運用技術をキーワードに様々な活動を行ってきました。主に相互運用の観点からのPKIの技術の動向と説明します。
17:30〜 17:40 質疑応答

 

 

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