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JNSA主催セミナー(2016年度)

JNSA PKI相互運用技術WG・電子署名WG主催セミナー
PKI Day 2016「マイナンバー時代のPKI」

※定員に達しましたので、申込受付を終了しました。
■ 日 時: 2016年4月22日(金)10時00分〜17時40分(受付開始9時30分)
■ 場 所: フクラシア品川クリスタルスクエア 2階C会議室 map ※外部にリンクします。
(〒108-0075 東京都港区港南1-6-41 品川クリスタルスクエア)

JR品川駅港南口から徒歩8分
京浜急行[品川]駅から徒歩8分

■ 主 催: NPO日本ネットワークセキュリティ協会 PKI相互運用技術WG
NPO日本ネットワークセキュリティ協会 電子署名WG
■ 定 員: 126名
■ 料 金: 無料
■ 参 加: 受付は終了しました。
■ 講演資料 当日は講演資料の配布はいたしません。PDFをご自身でダウンロードいただき、当日お持ち下さい。
講演資料は、準備でき次第、順次公開いたします。
<午前の部>
PDF 【基調講演】
「我が国における安全安心な環境の実現 -マイナンバー、電子署名電子認証等-」
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授 手塚 悟氏(6.60MB)
PDF 【講演】サイバー攻撃とPKI/木村 仁美氏(759KB)
PDF 【講演】Certificate Transparencyを知ろう 〜証明書の透明性とは何か/大角 祐介氏(2.54MB)
PDF 【講演】TLS1.3とは何か?/大津 繁樹氏(1.0MB)※2016/4/21更新
<午後の部>
PDF 【講演】エストニアIDカードのPKIマニアック解析/宮地 直人氏(1.97MB)
PDF 【講演】電子署名標準化動向から今後の方向性を探る/佐藤 雅史氏(2.98MB)※2016/4/20更新
PDF 【講演】デジタルwatashiアプリ/満塩 尚史氏(3.89MB)
【パネルディスカッション】マイナンバー時代のPKI  ※2016/4/21掲載
PDF モデレータ/松本 泰氏(1.26MB)
PDF パネリスト/宮崎 一哉氏(395KB)
■ 開催趣旨  
「マイナンバー時代のPKI」

マイナンバー制度が、施行され、その社会的インパクトの大きさが徐々に認識され始めています。しかし「マイナンバー法」自体が、本来の目的のために機能し、また、その社会的意義が広く認識されるまでには、まだ、紆余曲折があるかもしれません。
  こうした中、公的個人認証サービスにおける「利用者用電子証明書」の発行と、その民間開放が行われようとしています。また、法人番号とPKIとの関わりも重要になるかもしれません。

PKI day 2016では、以上のことを踏まえ、「マイナンバー時代のPKI」をテーマに、今後の社会におけるPKIの在り方を議論します。


<<午前の部 プログラム>>
10:00
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10:10
【ご挨拶】「PKI day 2016のオーバビュー」
セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏
10:10
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10:50
【基調講演】「我が国における安全安心な環境の実現 -マイナンバー、電子署名電子認証等-」
講師:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授 手塚 悟 氏
休 憩(10分)
11:00
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11:40
【講演】サイバー攻撃とPKI
講師:トレンドマイクロ株式会社 木村 仁美 氏
インターネットを安全に利用するために欠かせない要素技術であるPKIは、SSL/TLSサーバー証明書・クライアント証明書・EV証明書・コード署名など様々な用途で活用されています。これらがどれくらい現代のサイバー攻撃と戦うことが出来ているのか、実際に日本で観測されている攻撃事例を見ながらPKIの関係者である皆さんと一緒に確認してみたいと思います。
11:40
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12:20
【講 演】「Certificate Transparencyを知ろう 〜証明書の透明性とは何か」
講師:NTTデータ先端技術株式会社 大角 祐介 氏
不正な証明書の発行を検知することを目的とし、RFC 6962でCertificateTransparency(CT)が提案されています。CTとは、証明書の発行情報を誰でも閲覧可能な外部ログサーバに登録することで、新規に発行される証明書をモニタ可能にする仕組みです。現在、EV SSL証明書を中心として、既に多くの証明書がCT対応しています。そのため証明書を発行する認証局だけでなく、証明書を利用するサーバ管理者や、ブラウザ上での見え方を解説するサポート担当者なども、CTの概要について理解しておく必要があります。本発表はCTの仕様について解説すると共に、そのメリット・デメリットの考察や、ログサーバからどのような情報が収集可能かを紹介し、CTへの理解の一助となることを目的とします。
12:20
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13:00
【講 演】「TLS1.3とは何か?」
講師:株式会社インターネットイニシアティブ 大津 繁樹 氏
現在IETFでは、TLSの新しい仕様「TLS1.3」の策定作業が進められています。TLS1.3は、単なるTLS1.2のマイナーバージョンアップではなく、これまで見つかった様々なセキュリティ欠陥の解決を図るため根本的な仕様の見直しが行われています。さらにHTTP/2やQUICといった新しいWeb関連のプロトコルと連携できるよう、接続パフォーマンスを向上させることも目的とされています。
本講演では、TLSの大幅な改定が必要となった背景と課題について述べ、TLS1.3の最新仕様がどういうものなのか、その概要と今後の見通しについて解説します。
休 憩(60分)
<<午後の部 プログラム>>
14:00
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14:40
【講 演】「エストニアIDカードのPKIマニアック解析」
講師:有限会社ラング・エッジ 宮地 直人 氏
エストニア公的個人認証はe-Residency(電子居住)として日本人も取得可能です。e-Residencyに発行されるエストニアIDカードをPKI技術的に解析した結果をできるだけマニアックに報告します。証明書や利用認証局の構成やPKCS#11/署名暗号化ツール等のソフトウェア構成等の誰得な情報をお届けします。
14:40
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15:20
【講 演】 「電子署名標準化動向から今後の方向性を探る」
 講師:セコム株式会社IS研究所 佐藤 雅史 氏
日本ではマイナンバー制度をきっかけに公的個人認証やそこから派生した認証や電子署名に関する議論が再熱していますが、EUにおいてもeIDAS規則に関連する技術の標準化(欧州規格化)が活発に進められている状況にあります。日本においても議論が始まりつつあるサーバー署名(リモート署名)についてもEUで規格の準備が進められているなど、今後の日本の動向を占う上でも参考になるものがあります。本講演では、EUにおける標準化動向と、JNSA電子署名WGが推進する標準化の動向を紹介し、電子署名に関する今後の課題について述べます。
15:20
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16:00
【講 演】 「デジタルwatashiアプリ」
 講師:経済産業省 CIO補佐官 満塩 尚史 氏
マイナンバー制度の民間活用とマイナンバーカードの普及を目指して、経済産業省では、公的個人認証サービスとID連携トラストフレームワークを組み合わせた「デジタルWatashiアプリ」を提案しています。デジタルWatashiアプリは、PKIの特徴とID連携の特徴を組み合わせ、利用者と企業オンラインサービス間でのトラストを構築できるアーキテクチャーを目指しています。ここでは、デジタルWatashiアプリに必要な技術や運用のポリシーについて説明します。
休 憩(20分)
16:20
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17:40
【パネルディスカション】 「マイナンバー時代のPKI」
モデレータ:セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏
<パネリスト>
三菱電機株式会社 生産システム本部/電子署名WGリーダー 宮崎 一哉 氏
経済産業省 CIO補佐官 満塩 尚史 氏
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授 手塚 悟 氏
五番町法律事務所 弁護士 宮内 宏 氏
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい