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JNSA主催セミナー(2013年度)
JNSA PKI相互運用技術WG・電子署名WG主催セミナー
PKI Day 2014
■ 日 時: | 2014年3月13日(木)10時00分〜18時00分(受付開始9時30分) | ||||||||||||||||
■ 場 所: | IIJグループ本社 17階大会議室 ※外部にリンクします。 (〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目105 神保町三井ビルディング)
東京メトロ 半蔵門線、都営地下鉄 新宿線、三田線「神保町」駅A9出口 徒歩2分 |
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■ 主 催: |
NPO日本ネットワークセキュリティ協会 PKI相互運用技術WG NPO日本ネットワークセキュリティ協会 電子署名WG |
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■ 定 員: | 150名 | ||||||||||||||||
■ 料 金: | 無料 | ||||||||||||||||
■ 参 加: | 受付は終了しました | ||||||||||||||||
■ 講演資料 | 当日は講演資料の配布はいたしません。参加される方は、以下の講演資料(PDF)をご自身でダウンロードいただき、当日お持ち下さいますようご協力をお願い致します。 | ||||||||||||||||
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■ 開催趣旨 |
2005年に全面施行された我が国の個人情報保護法は、時代の変化に合った制度の見直し改善が求められているとされ改正への機運が高まっています。欧州においては、1995年の「EUデータ保護指令」の改正(EUデータ保護規則案)への動きがありますが、欧州では、「EUデータ保護指令」だけではなく、1999年の「EU電子署名指令」も時代の変化に合わせて大きく改正されようとしています。 こうした動きに対して、欧州の「電子署名指令」等の影響を受け2001年に施行された日本の電子署名法は、この10数年で日本の社会と情報通信の環境は、大きく変化したにもかわらず、その見直しの機運は高いとはいえません。 PKI day 2014では、午前に電子署名の要素技術である公開鍵暗号に関連する周辺技術動向を共有しつつ、午後は紙文書の延長上とも考えられる現在の電子署名法の枠組みから脱した、デジタル社会のための「電子署名を見直す」議論を中心に行います。 |
<<午前の部 プログラム>> | |
10:00 | 10:10 |
【ご挨拶】「PKI day 2014のオーバビュー」 |
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PKI相互運用技術WGリーダー/セコム株式会社 IS研究所 松本 泰 氏 |
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10:15 | 11:05 |
【講 演】「CRYPTRECの活動の動向」 |
講師:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 神田 雅透 氏
CRYPTRECは、2013年3月に「電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)」を策定しました。これにより、2012年度までCRYPTRECが主たる目的としていた電子政府推奨暗号リストの改定作業が終了しました。
そこで、従来のCRYPTRECが行ってきた「暗号技術の安全性評価を中心とした技術的な検討課題」だけでなく、我が国の暗号政策に係る中長期の視野に立って「セキュリティ対策の推進、暗号技術の利用促進及び産業化を中心とした暗号利用に関する検討課題」に本格的に取り組むこととし、本年度より2委員会体制に改組しました。ここでは、新体制となったCRYPTRECの今年度の活動を紹介します。 |
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11:05 | 11:45 |
【講 演】「IETFでのTLS関連の標準化動向」 |
講師:NTTソフトウェア株式会社 菅野 哲 氏
SSL/TLSプロトコルは、WebPKIと強く結びつきつつ安全に利用されています。しかしながら、ここ数年の間、SSL/TLSプロトコルに対する攻撃がいくつか発見され、その都度対策が取られてきました。
さらにSSL/TLS自体の脆弱性や利用されている暗号技術の危殆化、また、SSL/TLSに関するRFCが多く発行された状況が複合的に影響し合い、安全な環境を実現することが難しくなってきています。 このような状況を受けて、IETF TLS WGにおいて、TLSプロトコルに関するBestCurrent Practiceの検討や次期プロトコルになるTLS1.3の検討について情報を共有します。 |
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11:50 | 12:30 |
【講 演】「トラストアンカーを巡る課題と最新動向〜インターネットの信頼の起点として〜」 |
講師:セコム株式会社 IS研究所 島岡 政基 氏
認証局への不正侵入や証明書の偽造や不正発行など、PKIに対する攻撃の進化が著しいものがあります。
これに対して認証局も個別のセキュリティ強化だけでなく、業界全体として信頼の低下を防ぐために、CA/Browser Forum等を中心に技術・運用の両面から様々な対策が議論・試行されています。 さらに、いまや数百にも上るパブリック認証局の数もまた信頼の維持を難しくしている一因であり、IETFのWPKOPS WGではトラストモデルの見直しも議論されています。 本セッションでは、こうしたトラストアンカーの信頼性確保にまつわる様々な動向を紹介します。 |
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12:30−13:30 昼休み |
<<午後の部 プログラム>> | |
13:30 | 13:35 |
【ご挨拶】「午後の部のプログラム」 |
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PKI相互運用技術WGリーダー:セコム株式会社 IS研究所 松本 泰 氏 | |
13:35 | 14:40 |
【講 演】 「電子署名をめぐる国内外の最新動向」 |
講師:
電子署名WGリーダー/三菱電機株式会社情報技術総合研究所 宮崎 一哉 氏 NTTセキュアプラットフォーム研究所 石本 英隆 氏
電子署名WGの主な活動の一つが標準化活動です。電子署名にかかわる規格を国際標準へとつなげるために、ETSI/ESI(欧州通信規格協会/電子署名基盤技術委員会)等とも連携して活動を進めています。 ETSI/ESIは欧州における電子署名技術の確立を担う機関であり、そこで策定された仕様は日本や米国を始め各国に影響を与えています。 本セッションではETSI/ESIを中心とした電子署名技術に係る海外の最新の取組みを紹介するとともに、国内における対応や独自の動向を紹介します。 |
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14:40 | 15:45 |
【講 演】 「新しい電子署名 〜クラウド/モバイル署名と非PKI署名〜」 |
講師:
電子署名WGサブリーダー/有限会社ラング・エッジ 宮地 直人 氏 JIPDEC客員研究員/日本セーフネット株式会社 亀田 治伸 氏
電子署名WGでは標準化活動だけではなく、新しい電子署名関連技術の勉強も行ってきました。本セッションではこれまでに行った勉強会から、新しい電子署名の潮流としてクラウドやモバイルにおける電子署名の利用と非PKI電子署名の話題をまとめて紹介します。 また今後の活動予定として計画している、プログラマや実装者向けの遊び場プロジェクト(仮称)に関しても概要を紹介します。 |
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15:45−16:00 休憩 | |
16:00 | 18:00 |
【パネルディスカション】 「デジタル社会のための電子署名を見直す」 |
2001年に電子署名法が施行されてから、この10数年で日本の社会と情報通信の環境は、大きく変化しました。この変化に対応した電子署名に関連する制度は、どのようにあるべきなのかをパネルディスカションで議論します。
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モデレータ:
セコム株式会社 IS研究所/PKI相互運用技術WGリーダー 松本 泰 氏 <パネリスト> 宮内 宏 氏 宮内宏法律事務所 佐藤 直之 氏 株式会社イノベーションプラス 木村 道弘 氏 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 宮崎 一哉氏 三菱電機株式会社情報技術総合研究所 |
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(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい