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2017年度 JNSA表彰のご報告
2017年度


2018年1月31日
特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会


JNSAでは、情報セキュリティ向上のための活動を積極的に行い広く社会に貢献した、 あるいはJNSAの知名度向上や活動の活性化等に寄与した個人、団体、JNSAワーキンググループ を対象に「JNSA賞」と称する表彰を贈る制度を、2006年度に発足いたしました。

この賞は、情報セキュリティの向上に寄与された方々を広く紹介し、その活動を称え、 更に積極的な活動をしていただけるよう、設置したものです。この賞が、広く社会に情 報セキュリティが根付く発端となり、より良い社会を実現できる一助になればと考えています。

受賞者決定まで

2017年9月に、過去にJNSAの知名度向上、活動の活性化、また広く社会の情報セキュリティの 向上に貢献した個人、団体、JNSAワーキンググループの推薦(自薦、他薦は問わず)を募集し、11月の幹事会を最終選考とし、受賞者を決定しました。

表彰式

2018年1月24日(水)にベルサール神保町で開催いたしますJNSA新年賀詞交歓会の場にて、JNSA賞受賞者の表彰式を行いました。当日は、中尾副会長より各受賞者へ表彰状・表彰楯・金一封が授与されました。

2017年度 受賞者

2017年度JNSA表彰受賞者

ワーキンググループ(WG)の部(1件)

◇情報セキュリティ教育を波及させ、JNSAの社会貢献と知名度向上に大きく貢献

・教育部会 ゲーム教育WG(WGリーダー:株式会社ラック 長谷川 長一 氏)

アナログゲームというこれまでJNSAにて注目されていなかった媒体、「セキュ狼」カードゲームと「マルコン」ボードゲームを成果物として完成させ、これまでアプローチできていなかったITの知識をほとんどもっていない層、特に若年層に対しJNSAに対する興味関心を吸引するきっかけをつくりだした。
また、これら成果物を活用した活動による実証実験を繰り返し実施することで、ファシリテーター育成が行われ、ゲーム教育WGによる主催ではない、草の根活動として同WGの成果物を使用したゲーム教育イベントが全国各地で開催されている。
これら一連の活動は、WGが掲げている「ゲーム」の力を活用し、情報セキュリティ教育を波及させるとの目的達成にむけ大きく貢献するとともに、JNSAの知名度向上や活動の活性化に多大の貢献を果たしている。

個人の部(2件)

◇トラストセキュリティ関連技術普及の組織立ち上げに尽力し、JNSAの活性化に大きく貢献

・小川 博久 氏(電子署名WG/リモート署名TFリーダー/みずほ情報総研株式会社)

2016年度のJNSA電子署名WGの活動において、WGメンバに加え、電子認証局会議、タイムビジネス協議会、JIPDEC等の団体メンバをとりまとめてリモート署名調査研究に係る報告書を作成したことに引き続き、2017年度には電子署名WG/リモート署名TFのリーダーとして、各団体、省庁を巻き込んで検討を進めることでリモート署名ガイドラインを策定した。また、将来のトラストセキュリティ関連技術を検討・標準化・普及するための組織「日本トラストテクノロジー協議会(JT2A)」の立上げに尽力し、セキュリティITベンダのみでなくユーザ企業の会員取り込みのための仕掛けを創出することなどによって、JNSAの知名度向上や活動の活性化に対して極めて大きな貢献があった。

◇海外進出支援を進めるとともに海外での活動活性化に尽力し、JNSAの知名度向上に大きく貢献

・一宮 隆祐 氏(海外市場開拓WGリーダー/日本電気株式会社)

JNSA海外市場開拓WGリーダーとして、WG運営に尽力した。今年度7月にシンガポールで開催された展示会「INTERPOL World 2017」では、ジェトロの支援を受けて実施したJapan PavilionにてJNSAブースのサポートやレセプションパーティの運営などに尽力し、多数の記事に取り上げられるなど大きな成果を上げた。同年11月のアブダビ視察団では団長を務め、各訪問先との現地打合せの陣頭指揮をとり、今後のUAEへの進出に関して有益な情報を得ることに貢献した。
また、サブWGでは、これから海外進出を検討する中小企業等にとって非常に有益な情報となる海外進出マニュアルの作成を進めており、JNSAの活動の活性化と知名度の向上に大きく貢献した。