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2016年度 JNSA表彰のご報告
2016年度


2017年2月1日
特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会


JNSAでは、情報セキュリティ向上のための活動を積極的に行い広く社会に貢献した、 あるいはJNSAの知名度向上や活動の活性化等に寄与した個人、団体、JNSAワーキンググループ を対象に「JNSA賞」と称する表彰を贈る制度を、2006年度に発足いたしました。

この賞は、情報セキュリティの向上に寄与された方々を広く紹介し、その活動を称え、 更に積極的な活動をしていただけるよう、設置したものです。この賞が、広く社会に情 報セキュリティが根付く発端となり、より良い社会を実現できる一助になればと考えています。

受賞者決定まで

2016年9月に、過去にJNSAの知名度向上、活動の活性化、また広く社会の情報セキュリティの 向上に貢献した個人、団体、JNSAワーキンググループの推薦(自薦、他薦は問わず)を募集し、11月の幹事会で第一次選考を行い、12月の最終選考で受賞者を決定しました。

表彰式

2017年1月23日(月)にベルサール八重洲で開催いたしますJNSA新年賀詞交歓会の場にて、JNSA賞受賞者の表彰式が行われました。当日は、田中会長より各受賞者へ表彰状・表彰楯・金一封が授与されました。

2016年度 受賞者

2016年度JNSA表彰受賞者

ワーキンググループ(WG)の部(1件)

◇JNSAの社会貢献と知名度向上に大きく貢献

・組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応WG(WGリーダー:セコム株式会社 甘利 康文 氏)

長年の活動の集約として昨年「内部不正対策 14 の論点」を出版、ならびに、「日本の人事と内部不正」のインタビューを連載するなど活発な活動を通して、セキュリティ対策の視点として内部不正の重要性を社会に知らしめた事、ならびに、その結果としてJNSAの社会貢献と知名度向上に多大な貢献をした。

個人の部(2件)

◇国内外の標準化活動を通して広く社会の情報セキュリティ向上に貢献

・佐藤 雅史 氏(電子署名WGサブリーダー/PDF長期署名プロファイルに関する国際標準化事業プロジェクトリーダー/セコム株式会社 主任研究員)

2013年より電子署名WGサブリーダーかつ電子署名WG/PAdESプロファイルタスクフォースリーダーとして,主に電子署名関連規格の国際標準化に携わり、2014年度以降、経済産業省「戦略的国際標準化加速事業」にてISO/TC154におけるPAdESプロファイル(ISO14355-3)のエディタを担当し,当該事業を主導的立場で推進,IS化(国際標準化)への目途を付けた。その他,欧州電気通信標準化機構(ETSI)の会議に参加し,JNSAの存在価値を欧州の電子署名専門家のコミュニティに知らしめた。これら国内外の標準化活動を通して広く社会の情報セキュリティ向上に貢献するとともに,JNSAの知名度向上や活動の活性化に多大の貢献を果たした。

◇JNSA社会活動部会の部会長としてイベントを企画、認知度向上に大きく貢献

・丸山 司郎 氏(社会活動部会長/株式会社ベネッセインフォシェル 代表取締役社長)

JNSA社会活動部会の部会長として、メールマガジン・セキュリティしんだん・ライトニングトーク大会・JNSA十五周年地方セミナー・シンポジウムなどを率先して企画してきた。また、通年でのパブコメ対応を行うなどにより、部会ならびにJNSAを活性化させ、JNSA認知度向上に貢献した。

特別賞(2件)

◇インターネット安全教室を中心とする情報セキュリティ普及啓発活動を長年にわたり実施し、活発な活動によって広く一般社会のセキュリティ知識の向上に貢献

・特定非営利活動法人シニアネット佐賀(理事長:香月 幸雄 氏)




◇「一人CSIRT」として、情報セキュリティ業界に大きく貢献

・辻 伸弘 氏(ソフトバンク・テクノロジー株式会社 シニアセキュリティエバンジェリスト)

「一人CSIRT」として、個人で公開情報を元に情報セキュリティインシデントの調査を行い、ブログで広く情報公開を行う。ハッシュ値やアクセス先IPなどの積極的な情報の公開は、セキュリティに関する情報共有のあり方に一石を投じつつ、セキュリティの向上に大きく貢献している。
http://csirt.ninja/