★☆★JNSAメールマガジン 第185号 2020.4.17☆★☆

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今回のメールマガジンはJNSA社会活動部会の唐沢勇輔様にご寄稿いただきました。

【連載リレーコラム】
より良いテレワークのために

社会活動部会 副部会長
           唐沢勇輔

緊急事態宣言以降、宣言の区域を中心にテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか。
テレワークのセキュリティについては色々なところで語られておりますので、今回はテレワークで社会活動部会のメンバーが工夫していることについてご紹介できればと思います。皆さんの参考になれば幸いです。

なお、テレワークのセキュリティについては東日本大震災の教訓を受けてJNSAのワーキンググループによる成果物が2011年7月に公開されています。
・オフィスの節電対策のための「在宅勤務における情報セキュリティ対策ガイドブック」
 https://www.jnsa.org/result/2011/zaitaku_guide.html

また、公的な機関ですと内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)や総務省からガイドラインが示されています。
・NISC - テレワークを実施する際にセキュリティ上留意すべき点について
 https://www.nisc.go.jp/active/general/pdf/telework20200414.pdf
・テレワークセキュリティガイドライン第4版(本体)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000545372.pdf

・テレワークセキュリティガイドライン第4版(概要)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000551358.pdf

さて本題のテレワークにおける工夫ですが、私が部会のメンバーなど 周囲の方々に伺い、これはと思ったものをご紹介します。

<会社としての工夫>
・雑談用のweb会議を設定しておく
 どうしても文字上のコミュニケーションや孤独な作業が増えてくるテレワーク。このように気軽に誰かに話せる場を作っておくと温度感も共有できたり、ちょっとした情報が交換できるとのこと。

・会話などはすべて文字に残す
 チャットツールなどが導入されていれば分かりやすいですが、そうでなくても情報はなるべく文字に残し、テレワーク時のコミュニケーションロスを減らす取り組みです。

・分報(Times)の運用
 エンジニア文化の企業でないと分かりにくいかもしれませんが、社内限定のTwitterのようなものです。誰かに相談するほどでもないけど、今困っている、今こんな作業をしているということをつぶやき、「それならこうしたら」という助け合いを喚起する仕組みです。

・コンテンツ保存と情報伝達をわける
 資料などのコンテンツを保存しておくときはストレージサービスを使い、情報の伝達はチャットやメールを使うということです。チャットなどで資料をやりとりしてしまうと本来見えてはいけない人が資料にアクセスできてしまうということが起こりうるため、期限やアクセス権をストレージサービスで設定するという工夫です。

<個人としての工夫>
・仕事の時間を決め、身なりを整えて仕事を開始する
 当たり前かもしれませんが、「オフィスに行く」という分かりやすい行動がない分、いくらでも仕事ができてしまう懸念があります。また、「身なりを整える」という 行動により「仕事モードにする」という効果があるものと思われます。

・夫婦で仕事場所を分ける
 ご夫婦でテレワークをされている場合に場所をわけ、毎朝お互いの予定を確認するという工夫です。完全な個室があれば良いですが、片方が共用スペースを使わなければいけないケースも多いと思いますので、家の中でチャットを送りあって気を使っているということです。

・web会議ツールの背景を変える
 ZoomやTeamsなどでは背景画像をオリジナルなものに変更することができます。プライバシーを守るとともに、遊び心のある背景で楽しく働くことができます。また、Snap Chatの開発元が提供している「Snap Camera」のようなツールでエフェクトを入れることも可能です。
  https://snapcamera.snapchat.com/
 (利用は会社のポリシーに従い、自己責任でお願いいたします。)

以上です。
皆様の参考になりましたでしょうか?

本メール下部のアンケートに、「テレワークのセキュリティでこうした点を懸念している」「こういった点で困っている」といったことを書いていただければ、今後のメルマガで他社さんの事例などご紹介することができるかもしれません。
ぜひアンケートにお答えいただければ幸いです。

#連載リレーコラム、ここまで

<お断り>本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属企業及びその業務と関係するものではありません。

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【部会・WGからのお知らせ】
★「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2019 年版」英語版  を公開しました。ぜひ、社内でご活用ください。
https://www.jnsa.org/en/reports/secbok.html

★2020年度の部会・WG活動のご案内を公開中です。
 ご参加希望ございましたら、事務局までご連絡ください
https://www.jnsa.org/active/2020/act.html

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