NSF2025 開催概要
ロシアによるウクライナ侵攻は依然として終結せず、その間にガザ・イスラエル紛争が勃発しました。それに伴い、サイバー空間での攻防も激化しています。また、これらの国際情勢を踏まえ、我が国ではサイバー安全保障についての検討が内閣官房サイバー安全保障体制整備準備室で進められ、11月末に提言が発表されました。
もはやサイバーセキュリティは、一企業や個人の問題にとどまらず、社会や国家として、すべてのネットワークに参加する者が責任を負うべき課題へと変容しています。
今回のNSF(Network Security Forum)では、サイバー空間の現状を地政学的観点から理解するとともに、諸外国および我が国のサイバーセキュリティに対する取り組みや現状を把握し、IT事業者やセキュリティベンダーがどのように向き合うべきかをテーマに掲げました。
基調講演と特別講演では、サイバー空間を地政学的視点でとらえた場合についてと安全保障視点で最近議論が進んでいる能動的サイバー防御について講演していただきます。午後の部では、欧米のサイバーセキュリティ戦略についてと欧米が推進し我が国においても経済産業省が推進しているソフトウエアの可視化に関するSBOMと脆弱性ハンドリングについて講演し、サイバー空間の現状と今後の方向性を示します。
また、IT団体連盟企業評価分科会が毎年発表している日経500企業を対象としたセキュリティ取り組み評価(格付け)を通じて、上場企業の現状を俯瞰します。
JNSAの活動紹介としては、日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)から最近の攻撃側の変化に対応するセキュリティ対応組織と対応方法について解説します。
最後のパネルディスカッションでは、私たちセキュリティ業界が迎える大きな社会変革において、業界のあるべき姿について議論を行います。これは、自戒の意味も込めた重要なセッションとなります。
今回のNetwork Security Forumはリアル会場での開催に加え、オンライン同時配信も実施します。ただし、時間に余裕のある方は、ぜひ会場に足を運んでいただき、会場の雰囲気を共有することで、理解を一層深めるとともに、参加者同士の親交を深めていただけることを期待しています。もちろん、オンライン参加も歓迎いたします。
※本イベントは、CPEポイント(CAISとCISSP)申請対象イベントです。
名 称 | Network Security Forum 2025(NSF2025) |
---|---|
開催日 | 2025年1月24日(金)10:00~17:30(9:45開場) |
会 場 | AP新橋・Zoomウェビナー https://www.tc-forum.co.jp/ap-shinbashi/access/ 〒105-0004東京都港区新橋1-12-9新橋プレイス4階 |
主 催 | NPO日本ネットワークセキュリティ協会 |
定 員 | 会場180名・オンライン1000名 |
対 象 | サイバーセキュリティに興味のある方どなたでも |
料 金 | 無料(事前登録制) |
申込方法 | プログラムページ下部の「申込みフォームへ」ボタンからお申し込みください。 お申込後、QRコード画像がメールで送られます。 当日は、会場でQRコードを受付タブレットで読み込みをしてご入場下さい。 |
資 料 | 当日は講演資料の配布は行いません。前日までに公開資料がある講演については、プログラムページに掲載します。資料をご希望の方は、データをダウンロードしてご利用ください。 |