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JNSA主催セミナー(2014年度)
NSF 2015 in Kansai
「ビッグデータ活用に向けて!個人情報保護法改正の背景と論点を探る」
個人情報保護法成立後、初めての本格的な改正が2015年に実現する方針が固められた。 法改正では個人情報の範囲が広がる。個人情報を保護することは重要な条件であるが、企業の競争力強化には社会やビジネスに急速に浸透しつつあるインターネット上に蓄積されたビッグデータを積極的に活用し、リスクと折り合いをつけることができるルール整備が鍵となるため、ますます情報システム及び情報システムの情報セキュリティ対応が重要になることを紹介、併せてニュービジネス、ニューサービスの誕生に資することとしたい。 |
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13:30 | 13:45 (15分) |
【開会挨拶】 |
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近畿経済産業局 地域経済部情報政策課 課長 石原 康行氏
JNSA西日本支部長 井上 陽一 |
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13:45 | 15:15 (90分) |
【基調講演】 「個人情報保護法の改正動向とその問題点」 |
講師:鈴木 正朝 氏(新潟大学 教授)
個人情報保護法改正における「法律案の骨子」で示された次の主要論点について解説する。特に利用目的変更を容易にする規制緩和策について詳述する。一見すると事業者の利活用に資するように見えるが経済成長において極めて問題を有するところである。その他マネジメント上の課題についてコメントする。 (1)個人情報の定義(識別非特定情報)、(2)匿名加工情報(個人識別性低減データ)、(3)利用目的変更のオプトアウト手続、(4)規制対象の縮小(市販の電話帳等の除外)、(5)要配慮個人情報(機微情報)、(6)名簿屋規制(売る方:図利目的提供及び盗用罪、買う方:第三者提供に係る確認及び記録義務)、(7)第三者提供におけるオプトアウト規定の見直し、(8)小規模事業者の5000要件の撤廃、(9)個人データの消去の努力義務、(10)開示等請求権の創設、(11)個人情報保護委員会の設置と権限、(12)越境データ規制と十分性審査 次に本改正に至る背景と経緯、2次改正、3次改正につなげていかねばならない理由と今後の動向についてコメントし、詳細は後半に予定しているパネルにおいて説明したい。 |
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休憩 (10分) | |
15:25 | 15:55 (30分) |
【JNSA西日本支部会員企業のご紹介(6社)】 |
15:55 | 16:25 (30分) |
【講演】 |
講師:嶋倉 文裕 氏(富士通関西中部ネットテック株式会社)
情報セキュリティポリシーサンプル0.92a版を2002年に作成してから12年を経過しておりますが、今なお根強い人気がありJNSAの公開サイトへのアクセスが毎月1000件を超えております。そこで、JNSA西日本支部では、企業の情報セキュリティ対策の支援ツールの位置づけで、クラウドやスマートデバイス、SNSといった新しい技術を取り込むと同時に、新たなISO/IEC27002:2013とも対応づけた情報セキュリティポリシーサンプルを0.92a版を元に改訂作業を進めています。
本講演では、情報セキュリティポリシーサンプルの改訂にあたり、我々が考えたこと、考慮したことなど概要を説明致します。 |
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休憩 (10分) | |
16:35 |
【座談会】 「パーソナルデータを利活用するための情報セキュリティのあり方」 |
コーディネータ:
松本 泰 氏(セコム株式会社 IS研究所) 参加者: 鈴木 正朝 氏(新潟大学 教授) 嶋倉 文裕 氏(富士通関西中部ネットテック株式会社) 2005年に全面施行された個人情報保護法は、世の中に情報セキュリティの必要性を認識させ情報セキュリティビジネスに大きな影響を与えましたが、その一方、個人情報の利活用という点においては、萎縮を生んだ面があります。
そして、この情報セキュリティビジネスに大きな影響を与えた個人情報保護法が、10年ぶりに改正の方向に進んでおり、その改正の大きな理由は、個人情報の利活用と保護の両立になります。 では、今回の改正によって、情報セキュリティへの要求はどのように変化し、情報セキュリティビジネスにどのような影響を及ぼすのでしょうか。 本座談会では、個人情報保護法の改正を念頭にパーソナルデータを利活用するための情報セキュリティのあり方を議論します。 |
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(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい