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JNSA アイデンティティ管理WG10周年記念
「企業及びクラウドにおけるアイデンティティ管理セミナー」

開催趣旨

企業におけるアイデンティティ管理は情報システムの利用者及びその利用範囲を適切に管理することを目的としており、情報セキュリティおよび内部統制の確保にとって欠かせないものです。その一方、アイデンティティ管理に関する知識体系は存在せず、多くの企業の担当者及びシステム構築を行うシステムインテグレーター、パッケージベンダーを悩ましてきました。

本ワーキンググループは2005年に活動を開始し、アイデンティティ管理に関してプロジェクトの進め方から具体的な設計手法まで幅広いテーマに関して検討を行い、多くの成果を発表してきました。

今回のセミナーではワーキンググループの活動10周年を記念し、これまでWGが活動してきた足跡や成果について発表させていただき、今後のID管理の在り方や方向性についての提言などができれば幸いと思います。

ぜひ、皆様のご参加をお待ちしています。


■ 日 時: 2016年1月21日(木)14:00−18:00(13:30受付開始)
■ 場 所: NTTデータ ショールーム Inforium
(江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル10F )
map http://www.nttdata.com/jp/ja/inforium/
東京メトロ有楽町線 豊洲駅1bまたは3出口すぐ/ゆりかもめ 豊洲駅
■ 主 催: NPO 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
アイデンティティ管理ワーキンググループ
■ 定 員: 70名
■ 料 金: 無料
■ 対 象: ID管理全般にご関心の強い方
組織における情報セキュリティ責任者・担当者
情報セキュリティ製品・サービスの企画・開発・提供に携わっている方
■ 申込方法: 定員により参加申込みの受付を終了しました
■ プログラム
第一会場 第二会場
14:00-14:10 開会の挨拶(10分)
宮川 晃一 氏(日本ビジネスシステムズ株式会社
セキュアデザインセンター部長 /
アイデンティティ管理WGリーダー)
 
14:10-14:50 講演(40分)
JNSA アイデンティティ管理WG10年の歩み
宮川 晃一 氏(日本ビジネスシステムズ株式会社
セキュアデザインセンター部長 /
アイデンティティ管理WGリーダー)

PDF
(1.9MB)

2005年に本WGを発足し、今年度で10周年を迎えました。これまでの活動内容を振り返りながら、公開した成果物や書籍などをご紹介いたします。また、発足時から継続しているWGメンバーをご紹介いたします。
14:10-14:50 講演(40分)
15年の Active Directory の歩みとこれから
安納 順一 氏(日本マイクロソフト株式会社
 プリンシパル テクニカル エバンジェリスト)

PDF
(2.5MB)

Active Directoryが登場してから15年が経ちました。その間、AD も大きく進化しました。ADの変化は ITニーズの変化です。このセッションでは、この15年の間に、どのようにADが機能強化されたのか、そしてこれからどのように変化しようとしているのかについてお話します。
14:50-15:30 講演(40分)
クラウド環境におけるID管理プロジェクトの進め方のキモ
富士榮 尚寛 氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
西日本システム技術第1部部長代行)

PDF
(2.2MB)

本WGの主要な成果物「クラウド環境におけるアイデンティティ管理ガイドライン」より、実際のID管理システムを企画・導入する上での要点について解説いたします。
14:50-15:30 講演(40分)
グル―バルIDマネジメント 〜EUデータ保護指令対応〜
駒沢 健 氏(日本電信電話株式会社 内部統制室
ITガバナンス担当 担当課長)

PDF
(1.5MB)

昨今の企業のグローバル化の流れの中で、IDマネジメントの必要性が改めて認識されています。しかし、その実現にむけてはITのみならず各国事情を勘案して構築する必要があります。今回は特にEU保護指令に焦点を当ててその概要・対策を紹介します。
15:30-16:10 講演(40分)
ロール管理についてのもやもや
中島 浩光 氏(株式会社マインド・トゥー・アクション
代表取締役)

PDF
(461KB)
ID管理ワーキンググループにおいても、「パンドラの箱」と言われたロール管理。そして無謀にもそれを開けてしまったわけです。そして、パンドラの箱を飛び出した「災厄」を打ち倒すべく、納得のいく実用的なガイドラインを作ろうと苦闘しているのです(仕事が忙しくてサボってるわけではない、多分)。しかし、まだまだそこかしこに「災厄」が残っているのです。それは「本当にこれでいいんだろうか?」というガイドライン作成者の「もやもや」でもあります。今回のセミナーでは、その「もやもや」を身も蓋もなくしゃべってみようかと思います。
15:30-16:10 講演(40分)
特権IDの取扱い
大竹 章裕 氏(ユニアデックス株式会社
システムサービス第三統括部
エンタープライズ一部第三課)

PDF
(2.5MB)

一般利用者向けに発行されるIDとは性格が異なる特権IDについて、あらためて管理の注意点と対策方法について整理します。また、クラウド環境での特権ID管理の複雑さと管理方法のアイデアを提示したいと思います。
16:10-16:20 休憩
16:20-17:00 講演(40分)
個人情報保護法改正とID管理
湯淺 墾道 氏
(情報セキュリティ大学院大学学長補佐・教授)

PDF
(754KB)
個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正す法律(平成27年9月3日成立・同月9日公布)によって、10年ぶりに個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が大きく改正された。個人情報保護法の改正の背景の一つに、技術進歩やSNSの普及によって「特定の個人を識別できる情報」とは何か、という点をめぐる状況が、法の制定当時とは大きく変わってきたことが挙げられる。実際に、交通系ICカードの個人情報の外部提供をめぐっては、個人識別性や再突合可能性が問題となっている。またIDについては、従来からもID情報が個人情報に該当するのかについての議論があったところ、改正個人情報保護法では、「個人識別符号」という概念が新たに取り入れられている。本講演では、これらの内容について紹介し、今後検討を要する点を指摘することにしたい。
 
17:00-17:50 パネルディスカッション(50分)
企業のIdM担当がぶっちゃける
「最強のIdM製品はなんだ!?」
PDF
(437KB)

モデレータ:小林 智恵子
(東芝ソリューション株式会社/プラットフォームセンター プラットフォームサービス設計部)


パネリスト:
今堀 秀史

(富士通関西中部ネットテック株式会社/
インテグレーション事業部 セキュリティ
インテグレーションセンター センター長)

工藤 達雄

(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社/
上級ソリューション・アーキテクト)

木村 慎吾

(株式会社インテック/ネットワークソリューション部IDマネジメント課開発リーダ)

小野寺 匠

(日本マイクロソフト株式会社/シニア
プレミアフィールドエンジニア)


多くの IdM製品が市場に現れ、そして消えていきました。今後もそれは繰り返されるでしょう。選択ミスは必ずしも命取りではありませんが、IdMとして「これだけは備えておいて欲しい」という機能があるのは事実です。このパネルディスカッションでは、市場のIdM製品や認証関連製品に対し各企業のIdM専門家から様々な意見をいただきます。そして、今後IdMとして必要な機能は何なのか?どうあるべきなのかを抽出していきたいと思います。
17:50-18:00 閉会の挨拶(10分)
宮川 晃一 氏(日本ビジネスシステムズ株式会社
セキュアデザインセンター部長 /
アイデンティティ管理WGリーダー)
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい