今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック
サイバー対応IT-BCP編 第1.0版
(西日本支部・今すぐ実践できる工場セキュリティ対策のポイント検討ワーキンググループ)

2025.5.12公開
本書について
本書は、工場のサイバーインシデントに特化したIT面でのBCP(事業継続計画)策定を支援するガイドブックです。
特にサイバー攻撃の検知から被害に遭ったシステムの復旧までにフォーカスしています。
基本的なサイバー対応IT-BCPを自分たちの手で作成できるように、ひな形と生成AIを活用したカスタマイズ方法もご用意しました。ぜひ、本書を有効に活用し、サイバーセキュリティインシデントに対するリスク軽減対策を進めてください。 
2022年、2024年には、中小企業の製造業を中心に工場セキュリティ対策を進めるための参考書としてハンドブック、リスクアセスメント編、リスク対策編を公開しています。サイバー対応IT-BCP編とあわせてセキュリティ対策に活用ください。

公開日:2024.3.22「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック・リスク対策編」「工場セキュリティハンドブック・リスク対策集」 >>
公開日:2022.5.31「今すぐ実践できる工場セキュリティハンドブック・リスクアセスメント編」 >>
作成の目的|報告書「はじめに」より抜粋
これまで工場のセキュリティレベル向上を目的とした「リスクアセスメント編」および「リスク対策編」のハンドブックを公開してきました。これらのハンドブックは、中小の工場でも取り組めるリスクアセスメントを通じてリスクを把握し、情報セキュリティ対策の実行の指針を示すことで防御の備えを支援することを目的としています。しかし、防御の備えは重要ですが、万全の対策を行うことは困難であり、インシデントのリスクをゼロにすることはできません。インシデント発生時には、その影響を最小限に抑え、迅速な復旧を行うことが重要です。
本書は、工場のサイバーインシデントに特化したIT面でのBCP(事業継続計画)策定を支援するためのガイドブックです。特にサイバー攻撃の検知から被害に遭ったシステムの復旧までにフォーカスしています。なお、システム復旧と並行して、一般的なBCPに従って事業を継続することになります。
基本的なサイバー対応IT-BCP(以下、サイバーBCPと略す)が自分たちの手で作成できるように、ひな形と生成AIを活用したカスタマイズ方法もご用意しました。ぜひ、本書を有効に活用し、サイバーセキュリティインシデントに対するリスク軽減対策を進めてください。
執筆メンバー|西日本支部・ワーキンググループ、協力者(所属は2025年3月時点)(敬称略・順不同)
秋山 健一(株式会社NTTファシリティーズ)
岡本 登 (WGリーダー/富士通株式会社)
河島 君知(株式会社NTTデータ先端技術)
木村 哲也(兼松エレクトロニクス株式会社)
小柴 宏記(ジーブレイン株式会社)
近藤 伸明(株式会社神戸デジタル・ラボ)
嶋倉 文裕(富士通株式会社)
芹川 正孝(オムロンソフトウェア株式会社)
田中 駿悟(フューチャー株式会社)
谷川 貴幸(フューチャー株式会社)
西本 敦司(アイネット・システムズ株式会社)
古川 佳和(大阪商工会議所)
松谷 和博(株式会社ソリトンシステムズ)
元持 哲郎(アイネット・システムズ株式会社)
安井 康二(株式会社サイバーディフェンス研究所)
米澤 美奈(西日本支部長/株式会社ソリトンシステムズ)
・オブザーバー/ご協力者
大財 健治(ケー・コンサルタント)
金子 啓子(JNSA顧問)
西川 和予(プライムコンサルティング)
藤田 和弘(龍谷大学 教授)
塩田 廣美(協力者)
報告書
本ハンドブックは次の5部で構成されています。
1)工場セキュリティサイバー対応IT-BCP策定ハンドブック
本編です。サイバーBCP策定の目的や考え方の解説と2)から5)の各ツールの利用法の説明があります。
付録として「サイバーBCPひな形」があります。
2)カスタマイズ要件定義
本ツールを利用することで、生成AI活用によるカスタマイズができます。
本編12ページ「ひな形のカスタマイズ方法」に出てきます。
本編19ページ「5.3 生成AIを活用したカスタマイズ」で、自社向けにひな型(3))をカスタマイズするために利用します。
3)中小製造業向けサイバー対応IT-BCPサンプル
本編の付録「サイバーBCPひな形」を抜粋しています。
BCP策定のひな型となります。
4)EXCEL版カスタマイズツール
生成AIを使ってひな形BCPを自社用にカスタマイズするために利用します。
本編19ページ「5.3 生成AIを活用したカスタマイズ」「【EXCEL版】」に利用方法の記載があります。
5)カスタマイズツールセット
生成AIを使ってひな形BCPを自社用にカスタマイズするために利用します。
本編19ページ「5.3 生成AIを活用したカスタマイズ」「【HTML版】」に利用方法の記載があります。
Zip形式になっていますので、ダウンロード後に解凍してご利用ください。

西日本支部・今すぐ実践できる工場セキュリティ対策のポイント検討WGの成果物はこちらからご覧いただけます。>>
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