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技術部会

「無線LAN等リモートアクセス環境下での
インターネットVPN利用検証報告書」

インターネットVPNワーキンググループ
2003年6月24日掲載


■ 報告書「はじめに」より
平成14年度 インターネットVPNワーキンググループでは、ラストワンマイルに公衆無線LANサービスを使用したインターネットVPNについて調査をおこなった。 公衆無線LANサービスは以前、「ホットスポット」と呼ばれていたが、NTT系のサービス提供者が「ホットスポット」を商標登録したため、現在では公衆無線LANサービスという呼称が一般的に使用されているため、本報告書でもこれを採用している。 また、本報告書で使用している「公衆無線LANサービス」とは、ファーストフード店舗やホテルなど不特定多数の方が利用する施設において、無線LANを使用して高速インターネット接続を提供する有償・無償のサービスのことであり、そこには実験サービスも含まれる事を予めご了承いただきたい。
公衆無線LANサービスは、無線LAN製品の低価格化が始まった平成13年後半から急激にその数を増やし続けているが、実際の利用者数は予想を大きく下回っているのが現状である。 しかし、ユビキタス・コンピューティングのインフラとして期待の高いサービスであることや、調査開始時期は無線LANのセキュリティに関する関心が非常に高く、無線LANを使用している公衆無線LANのセキュリティについてもWEPによる暗号化では、同一SSID内では盗聴が可能でのあるなどビジネスで使用する上では多くの問題があったことから、「公衆無線LANサービスをビジネスで使用可能とする時の課題を明らかにする」事を調査目的とし、 また、その結果を企業の情報システム担当者の方々が利用できる形でまとめることを、ワーキンググループ活動の最終目的としている。 したがって、報告書の内容はインターネット VPNを利用してリモートアクセス環境を導入する際の注意事項も包含する形でまとめている。 そして、本報告書を有効に使用していただくために補足資料として調査で使用したプロトコルであるIPsecの技術説明を添付しているのでインターネット VPN導入・運用時の参考文献としても利用していただける形にまとめます。

■ 調査参加者(社名50音順)
SSHコミュニケーションズ・セキュリティ株式会社 古川 徹
新日鉄ソリューションズ株式会社
セコムトラストネット株式会社 若林 進二郎
ソフトバンクBB株式会社 野尻 佐智子
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 佐々木 憲一
株式会社ディアイティ 山田 英史
株式会社ヒューコム 加納 隼人
三菱電機株式会社 宮川 明子
   
工学院大学 松木 和彦

■ ご協力
学校法人工学院大学

■ 2002年度公開報告書
「無線LAN等リモートアクセス環境下でのインターネットVPN利用検証報告書」
(1.10MB)

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