組織で働く人間が引き起こす不正・事故をどう防ぐか
『内部不正対策 14 の論点』
[犯罪学から情報セキュリティまで多様な視点で11 人の研究者・実務家が解説]
2015年5月22日発売

特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会
組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応ワーキンググループ[編]

製品形態・販売価格一覧
◆発売日: 2015年5月22日(水) 表紙イメージ
◆価 格: 電子版  1,600円(税別)※店舗によって価格が異なる場合がございます。
印刷版  2,300円(税別 )
◆仕様: 印刷版:A5 判/モノクロ/232ページ(本文)
電子版フォーマット: EPUB3/Kindle Format8 ※販売店の情報をお確かめ下さい。
◆詳 細: ご購入は下記ページをご参照下さい。
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発行主旨
情報漏えい、不正経理など、組織内の人間が引き起こす不正・事故によって、これまで多くの企業が信頼を失っており、内部不正対策は、あらゆる企業にとって取り組むべき重要な課題となっています。
本書は、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)「組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応」ワーキンググループのメンバーを中心とする11人が、多様な視点で最新の内部不正対策とその背景となる考え方を持ち寄ってまとめたものです。
内容紹介
本書は、合計14 の論説を収録しています。第1 部で「セキュリティの本質」を語り、続く第2 部の「情報セキュリティ」では、セキュリティ製品・ソリューションでどこまで守れるか、事後処理をどうするかといった実務的観点やシステムの視点から解説しています。また、「第3 部 組織行動と社会規範」では、職場環境の調査や関連する法制度、「内部不正防止ガイドライン」の活用などについて紹介し、経営層に参考になる対策を掲載しています。さらに「第4 部 人の意識と組織文化」では、犯罪予防理論とそれを応用した抑制手法を解説。「世間学」にも目を向け、日本の組織に生み出される独特の文化を分析しながら、具体的な対策を解説しています。
内部統制や情報漏えい対策だけの解説書ではわからない、総合的・本質的な内部不正対策を学べる本書は、セキュリティ担当者・企業の経営層や管理職の方など、幅広い層の方におすすめの一冊です。
編者紹介:JNSA 調査研究部会 組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応ワーキンググループ
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)・調査研究部会の傘下で「組織で働く人間が引き起こす不正・事故」を対象として調査・研究活動を行っているワーキンググループである。
以下の3 つの方向性からソリューションの提言、提案、啓発活動を行うことを見据えながら活動している。
(1) 人の意識や組織文化
(2) 組織の行動が影響を受ける社会文化や規範
(3) 不正を防ぐシステム
「組織で発生する不正・事故」全般を対象にして検討を進めている。

◇執筆者(五十音順 敬称略)
甘利 康文(セコム株式会社 IS研究所/組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応WGリーダー)
小川 博久(みずほ情報総研株式会社)
島 成佳(日本電気株式会社 クラウドシステム研究所)
武田 一城(株式会社日立ソリューションズ)
塚田 孝則(株式会社日立ソリューションズ)
野津 秀穂(大日本印刷株式会社)
益子 るみ子(独立行政法人情報処理推進機構 技術本部セキュリティセンター)
山田 英史(株式会社ディアイティ)
◇ゲスト執筆(五十音順 敬称略)
高木 大資(東京大学 助教)
宮内 宏(五番町法律事務所 弁護士)
山岸 篤弘(一般財団法人日本情報経済社会推進協会 電子署名・認証センター)