チェーンメールとは?
チェーンメールとは、不特定多数の人によって転送を繰り返されるネット版不幸の手紙です。
ある日突然メールが舞いこみ、同じ内容のものを5人に転送しないと不幸が訪れる、といったものです。
このように不安感をあおるものの他に、もっと直接的に脅しをかけるもの、逆にメリットを強調するものや、デマを広めようとするものなど、様々な種類があります。
いずれにせよ、送られた人が迷惑するだけでなく、インターネット上のトラフィックの増大、実在するメールアドレスの回収など様々な問題があり、また、自分自身も転送してしまうことによって迷惑をまきちらす加害者にもなってしまいます。
また最近、若い人の間で、携帯メールでのチェーンメールも多く見られます。
携帯メールの場合、送る側は、チェーンメールを即座に転送することで送信元の相手から信頼を得たと錯覚し、受け取った側も、親しい相手から送られたメールの内容を信用してしまいがちなため、広範囲に広まりやすく、注意が必要です。
チェーンメールの内容
●受け取った人の不安を煽るメール
『貞子メール』、
『橘あゆみメール』、
『山中広人メール』、
『アメリカ村帰りの娘メール』、
『パケ代メール』、
『ウイルスのデマメール』、
『出会い系サイトメール』
●受け取った人の興味や善意を煽るメール
『鉄腕DASHメール』、
『鉄腕DASHメール拡散防止のお願いメール』
『ナイナイ・メール』、
『ドラえもんの最終回メール』、
『AB型RH- 献血の御願いメール』、
『ペットショップの店じまいメール』、
『ダイイング・チャイルド・メール』、
『ミッシング.チルドレン・メール』
など、いろいろな種類があります。
インターネットで、「チェーンメール」と入れて検索してみると、様々な種類のチェーンメールの実例があることがわかります。
対策
チェーンメールがどのようなものであるか、正しい知識を持ち、おもしろがって友達や家族などに転送しないことが大切です。
また、転送しないと直接の危害が及ぶような内容のメールが届き、どうしても不安な人のために、迷惑メール相談センターでは、チェーンメール転送用のアドレスを公開していますので、そちらに転送する手もあります。