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NSF 2018 in Kansai
躍らされない組織になるためには
〜地に足がついたセキュリティを考える〜
WannacryといったランサムウェアやMirai、SatoriといったIoTを狙ったマルウェア攻撃が増加しています。 そして、今後、制御システムや工場のIIoTなどにも攻撃が増加し、広範囲にリスクが広がると見られており、行政、メディア、また各ベンダーから、「危ない!」、「対策を!」という声が多く出されています。 しかし、今、こういうときだからこそ、冷静に地に足がついたセキュリティを考えてみませんか。 サイバー攻撃は大きな脅威ですが、それ以前にヒューマンエラーやアップデートといった、基本的な運用に取り組んでいるのか、自組織が本当にさらされているリスクは何か、経営者はリスクを把握したうえで情報セキュリティへの投資につなげることができているのか、そのためにはどうすれば良いのか、といったことを考える機会を提供し、情報セキュリティ対策に関心を持って頂きたいと考えております。 ぜひ多くの方の御参加をお待ちしております。 |
■ プログラム
【開会挨拶】13:00-13:15〈15分〉
森下 剛志 氏(近畿経済産業局 次世代産業・情報政策課 課長)
嶋倉 文裕 氏(JNSA西日本支部長/富士通関西中部ネットテック) 【基調講演】13:15-14:45〈90分〉
「産業・制御システムセキュリティの理想と現実のギャップに目を向けよう
猪俣 敦夫 氏(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授)
」<概要> 我々の生活を支える重要インフラにおいては、例えばアクチュエータや電力グリッドを始めとして今やIPを用いて通信を行うシステムが一般化しつつある。これら重要インフラを構成するシステム・ネットワーク・デバイスは生命線となりうるため、確固たるセキュリティ要件を満たさなければならない。 しかし、ここで考えるべき重要な点は、ありとあらゆるものすべてにインターネット同様のセキュリティ機能を導入することは非効率かつ不経済でもないだろうか。 本講演では、この問題を考えていく上で、特に制御システムにおける評価・認証制度を紹介するとともに、そのセキュリティ要件の考え方としてケーススタディとしてEDSA認証について取り上げる。 さらにIoTに目を向けた課題についても言及したい。 |
休憩(10分) |
【講演】14:55-15:25〈30分〉
「経営者向け情報セキュリティ対策実践手引き 報告」
元持 哲郎 氏(アイネット・システムズ株式会社)
<概要>
JNSA西日本支部では、主に中小企業の現場の方々を対象に、情報セキュリティ上のリスクに取り組むためのツールの開発に取り組んできました。 経営者向け情報セキュリティ対策実践手引きWGでは、外部から躍らされない組織になるために、経営の視点から情報セキュリティ対策の必要性を検討し、対策に投資するための判断をするための、見える化施策を検討してきました。これまでの検討成果についてご報告します。 【座談会】15:30-16:30〈60分〉
「リスクを把握し必要な対策を経営者に訴求するには」
コーディネータ:
岡本 登 氏(富士通株式会社) 参加者: 森下 剛志 氏(近畿経済産業局 次世代産業・情報政策課 課長) <概要> 近畿経済産業局、講師の方、現場でITを管理されている技術者にお集まりいただき、本日のご講演をふまえて、「経営にリスクを提示し情報セキュリティに投資をしていただくために考えるべきことは何か」を議論するとともに、ご来場の皆様方とも意見交換をさせていただきます。 |
(※)予告無く講演内容が変更される場合がございます。予めご了承下さい