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クロスボーダー時代のアイデンティティ管理セミナー
〜様々な境界が曖昧な時代にあるべきアイデンティティ管理とは〜

働き方、企業/個人、国、業界など様々なものが変化して、その境界(ボーダー)があいまいになる中で、ワークライフバランス、セキュリティ、コンプライアンスを確保する上でアイデンティティがなすべき役割がますます増してきています。
このような時代に求められるアイデンティティ管理について、JNSA アイデンティティ管理WGの活動における成果を含めてご紹介ならびに討論をいたします。


■ 日 時: 2018年1月26日(金)14:00〜18:30(受付開始 13:00)
■ 場 所: NTTデータショールーム Inforium  >>アクセス
(東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル10F)
東京メトロ有楽町線 豊洲駅1bまたは3出口すぐ、ゆりかめも豊洲駅
■ 主 催: 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)アイデンティティ管理WG
■ 協 力: 株式会社NTTデータ
■ 定 員: 100名
■ 参加申込み: 受付終了しました
■ 料 金: 参加費無料
■ 対 象:

・ID管理全般にご関心の強い方
・組織における情報セキュリティおよび監査に関する責任者・担当者

・情報セキュリティ製品・サービスの企画・開発・提供に携わっている方

第一会場 第二会場
【開会挨拶】14:00-14:20
「クロスボーダー時代のID管理とは」
宮川 晃一 氏(日本電気株式会社/アイデンティティ管理WGリーダー)

<概要>
本セミナーの開会のご挨拶と趣旨説明を行います。
 
【講演】14:20-15:00
「コンシューマIDのエンタープライズ領域での活用」
富士榮 尚寛 氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
西日本システム技術第2部 部長代行)

<概要>
これまでTCP/IPやHTTPなどの要素技術はコンシューマ領域で先行して採用されてきました。また、近年BYODなど利用者自身が使用するIT環境を選ぶ時代が到来しています。今後、アイデンティティに関しても利用者自身が利用するIDを選択する時代が到来する可能性は十分に考えられます。本セッションではLINEなどのSNS IDを組織において利用する場合の適用シナリオについてAzure AD B2Cをベースにご紹介いたします。
【講演】14:20-15:00
「GDPRをきっかけに考えるグローバルなアイデンティティ管理」
北野 晴人 氏(デロイトトーマツリスクサービス パートナー)

<概要>
2018年が到来し、5月の施行が目前に迫ったEU一般データ保護規則(GDPR)についてはその制裁金の大きさが話題となり、各企業は対応準備を進めています。
一方で、これを単なる法規制への対応として考えるのではなく、これをきっかけにITのインフラそのものや、その運用・管理についての「全体最適」を考えていくことが重要です。
この点についてITの普遍的な基盤の1つであるアイデンティティ管理に焦点を当てて考えます。
【講演】15:00-15:40
「クロスボーダー時代におけるデジタルアイデンティティの活用、及びそのセルフコントロールとトラストの両立実現に向けて 」
桑田 雅彦 氏(日本電気株式会社 IoT基盤開発本部 ソフトウェアアドバンストテクノロジスト(サイバーセキュリティ))

<概要>
クロスボーダー化が進むサイバー空間においては、サービスのパーソナライズ化という目的や新たな境界としての役割を果たすための個人のデジタルアイデンティティの活用がますます重要になりつつあります。
まず、個人のデジタルアイデンティティとしてどのようなものがあり、どのような活用方法があるかを整理した上で、活用するために生じる、個人のデジタルアイデンティティの管理にかかわる課題を挙げます。
そして、個人自らの観点からそれをセルフコントロールしたいという要求がある一方で、他者の観点から個人のデジタルアイデンティティが信用できるものであることを両立するために、新たに必要なデジタルアイデンティティを管理・活用するための仕組みを提案します。
【講演】15:00-15:40
「クロスボーダー時代の認証技術と海外・国内の動向」
八束 啓文 氏(EMCジャパン株式会社RSAシステムズ・エンジニアリング部 部長)
木村 優一 氏(ジェムアルト株式会社 IDP事業部 ディレクター OEM &グローバルパートナー)
佐藤 公理 氏(エントラストジャパン株式会社シニアテクニカルセールスコンサルタントCISSP/CISA/CISM)

<概要>
モバイルデバイス・クラウドサービスの普及によりユーザのIT環境は急速に進化しています。また働き方改革に伴うテレワークの推進、グローバル化などによりビジネス環境はよりダイナミックに変化しています。
IT環境・ビジネス環境の変化にともない広く普及している「パスワード」認証の課題・リスクは増大しており、NIST SP 800-63のリリースに代表されるようにガイドラインの改定などの実施の動きも始まってきています。
本セッションでは、今後普及・拡大していく「パスワード以外」の認証技術の概要を認証製品提供ベンダの立場から整理し、グローバル展開するベンダだからこそ知る海外動向をご紹介するとともに、国内動向との違いなどもあわせて解説します。
【講演】15:40-16:20
「ソーシャル名寄せの恐怖 〜あなたの情報、知らないうちにこんなことに〜 」
星野 亮 氏(株式会社NTTデータ セキュリティ技術部 課長)

<概要>
SNS隆盛の時代、誰もが様々なサービスを使っています。サービスを連携して同じ個人として使っている人もいれば、それぞれで異なる人として振る舞う人もいます。そんな異なるIDを、実は本人も知らないところでこっそり名寄せしているサービスがあること、知ってますか?そんなソーシャル名寄せの恐怖をご紹介します。
【講演】15:40-16:20
「ブロックチェーンが実現する(かもしれない)未来のIDとID管理基盤の姿」
貞弘 崇行 氏(株式会社アイピーキューブ ITコンサルタント)

<概要>
現状では利用者は企業やサービス毎にIDを持ちますが、今後もこのままなのでしょうか?束縛のない単一のIDを文脈に応じて使える時代が来るのでしょうか?本セッションでは、未来のIDとしてのSelf-Sovereign IDを概観し、それを支えるブロックチェーンを使ったID管理基盤例としてのSovrinをご紹介します。
休憩(16:20 - 16:30)  
【特別講演】16:30-17:10
「改正個人情報保護法・GDPRとID情報」
湯淺 墾道 氏(情報セキュリティ大学院大学学長補佐/教授)

<概要>
2017年5月に改正個人情報保護法が施行され、「個人識別符号」も個人情報の中に含めることになった。このため、各種のIDのうち、「個人識別符号」に該当するものは個人情報としての取扱が求められることとなった。他方、2018年にはEUの一般データ保護規則(General Data Protection Rule = GDPR)施行が予定されており、個人データの取扱いに関する規制が強まることが予想される。これらの動向について解説する。
【パネルディスカッション】17:10-18:10
「エキスパートがばっちり予測!クロスボーダー時代に求められるアイデンティティ管理とは」

モデレーター:山田 達司氏

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ|シニアスペシャリスト(セキュリティプリンシパル))


【パネリスト】
工藤 達雄氏

(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社|上級ソリューション・アーキテクト)

下道 高志氏

(日本オラクル株式会社|ソリューションディレクター 工学博士, CISA, CISM)

中島 浩光氏

(株式会社マインド・トゥー・アクション|代表取締役)

富士榮 尚寛氏

(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社|部長代行)

【閉会挨拶】18:10-18:30
宮川 晃一 氏(日本電気株式会社/ アイデンティティ管理WGリーダー)