IoTセキュリティウィークin沖縄2015シンポジウム NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 一般社団法人IIOT 一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS) 一般財団法人インターネット協会(IAjapan)

IoTセキュリティウィークin沖縄2015シンポジウム

開催概要

一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人IIOT、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、インターネットサービスやセキュリティ関係の団体と協力し、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムにより11月開催のサイバーセキュリティ会議で盛り上がる沖縄にて、IoT・クルマ・セキュリティをテーマにしたシンポジウム「IoTセキュリティウィーク in 沖縄 2015」を開催致します。 この度、産学連携に加えて、官との連携も効果的に図ることができ、情報処理推進機構(IPA)が協力するセキュリティ・キャンプ実施協議会によるセキュリティ人材育成イベント「セキュリティ・ミニキャンプ in 沖縄」と連携する形での開催を予定しております。 つきましては、当シンポジウムを下記のとおり開催いたしますので、ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合せの上、ご参加賜わりますようご案内申し上げます。

名 称 IoTセキュリティウィーク in 沖縄 2015 シンポジウム
日 程 平成27年12月15~17日(火・水・木)9:30~17:15 ※17日は17:45終了
会 場 沖縄県立博物館・美術館 3階 講堂(ゆいレールおもろまち駅下車徒歩10分)
アクセス »
主 催 一般社団法人IIOT、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)、NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
後 援
内閣府、総務省沖縄総合通信事務所、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、
インターネットITS協議会(IIC)、沖縄県
定 員 200名
参加費 無料(ただし、懇親会参加者には、実費程度の会費のご負担をお願いする予定)
参加申込 事前登録制  
※申し込み受付は外部のサイト「connpass」を利用しております。プログラム下の「申し込みフォーム」よりお申込み下さい。

プログラム

【Day1】12月15日(火)
 主催:CCDS   テーマ:「セキュリティとIoT」
9:30 開場・受付開始
沖縄県知事 翁長雄志 氏
10:00 開会挨拶 
10:15-11:00 Opening Keynote(45分)
徳田英幸氏
IoTセキュリティの課題 ~セキュアなIoT環境によるイノベーションの創出~

慶應義塾大学 環境情報学部 教授
重要生活機器連携セキュリティ協議会 会長
徳田英幸 氏

【概要】
IoT環境において、リスクを伴うIoTサービスやIoTデバイスでは利用者に受け入れられません。セキュアなIoT環境の実現は、日本だけでなく世界にとって重要な課題です。本講演では、IoTサービスの先進事例や攻撃事例を挙げつつ、安心して使えるIoTサービスに求められるセキュリティの考え方や整備すべき環境について議論します。
11:00-11:45 Special Session(45分)
谷脇康彦氏
IoT時代のサイバーセキュリティ戦略

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC) 副センター長
谷脇康彦 氏

【概要】
本年9月に閣議決定されたサイバーセキュリティ戦略についてポイントを紹介するとともに、特にIoT時代のセキュリティ確保に向けた政府の取り組み等について展望する。
11:45-13:15 昼食
13:15-14:00 Session 1(45分)
高田広章氏
自動走行システムの実現に向けて ~ダイナミックマップを中心に~

名古屋大学 未来社会創造機構 教授
高田広章 氏

【概要】
ダイナミックマップ技術は,先進運転支援システム(ADAS)や自動走行のための情報基盤として注目されている。本講演では,自動走行システムの実現に向けて,名古屋大学や内閣府SIP-自動走行システムプロジェクトで行われているダイナミックマップ技術への取り組みについて紹介します。
14:00-14:45 Session 2(45分)
荻野 司氏
IoTに迫る脅威の現状

重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事
京都大学特任教授
荻野 司 氏

【概要】
国際セキュリティ会議BlackhatやDEFCONで取り上げられた組込み機器・IoT製品に対する攻撃事例から、IoTに対する攻撃者の視点を概観するとともにIoTシステム設計者が留意すべきポイントについて議論します。
14:45-15:00 休憩
15:00-15:45 Session 3(45分)
後藤厚宏氏
重要インフラ等のセキュリティへの取組みと人材育成

情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科長
重要生活機器連携セキュリティ協議会 理事
後藤厚宏 氏

【概要】
重要インフラなど社会基盤のサイバーセキュリティ確保にむけた取組みを推進する内閣府SIPプログラムの概要と今後の人材育成のあり方について議論します。
15:45-17:15 パネルディスカッション(90分)
IoT時代を担う人材とは?-未来に向けた人材育成の取り組みを探る-
モデレータ:
 重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事/京都大学 特任教授  荻野 司 氏
パネリスト:

 情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科長/重要生活機器連携セキュリティ協議会 理事  後藤厚宏 氏
 名古屋大学 未来社会創造機構 教授  高田広章 氏
 慶應義塾大学 環境情報学部 教授/重要生活機器連携セキュリティ協議会 会長  徳田英幸 氏
 琉球大学 工学部 情報工学科 システム情報工学講座 准教授  長田智和 氏
 沖縄工業高等専門学校 メディア情報工学科 教授  正木忠勝 氏
【概要】
IoT時代に新たな事業創出するには様々な観点の人材が求められます。 新たな価値を見極めるビジネスイノベータ、ビッグデータ解析できるアナリスト、過去のデータ・経験値から次の動きを判断するAI技術者、そしてIoTサービスの悪用から身を守るセキュリティ技術者など、これから必要とされる人材とその育成方法について議論します。
17:15 終了
※終了しました。

【Day2】12月16日(水)
 主催:インターネット協会・CCDS   テーマ:「IoTとクルマ」
9:15 開場
9:45-10:30 Opeing Keynote(45分)
藤原 洋氏
IoT産業の創出に向けて

インターネット協会 理事長
株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長(CEO)
藤原 洋 氏

【概要】
インターネットの歴史を振り返り、日米欧中国のインターネット利活用の差を分析し、今後のIoT産業の創出に向けて日本の未来について概観します。
10:30-11:15 Special Session 1(45分)
野辺継男氏
自動運転を実現するテクノロジーの最新動向と今後の課題

インテル株式会社戦略企画室 オートモーティブ・ユニット チーフ/
アドバンストサービス アーキテクト兼ディレクター
名古屋大学 客員準教授
野辺継男 氏

【概要】
自動運転を実現するためには自動車の挙動センサー・路側センサー・位置・マップなど様々な情報の統合をリアルタイムに行う必要があります。それらを実現する最新の技術動向とクリアすべき課題について概観します。
11:15-12:00 Special Session 2(45分)
木下 剛氏
加速するデジタルエコノミーと最新動向

一般財団法人インターネット協会 副理事長(同IoT推進委員会副委員長)
木下 剛 氏

【概要】
近年、IoTを取り巻く環境は急速に発展し、あらゆる産業分野を巻き込みながらビジネスと社会の大変革をさせはじめています。更にモノに加えて、あらゆる ものがつながることで生まれる新しいビジネスチャンスをもたらしています。このセッションでは、最新のIoTビジネス動向、業界を越えたエコシステム形成、スタートアップや投資動向などビジネス面にフォーカスし、グローバルの視点でみたIoTのインパクト、今後の期待などのお話をさせていただきます。
12:00-12:45 Session 1(45分)
時津直樹氏
自動車のIT融合と新たなビジネス創出への活動

インターネットITS協議会 事務局長
時津直樹 氏

【概要】
2002年、全ての自動車がインターネットに接続させる世界を予測して「インターネットITS協議会」を設立しました。今や世界的に自動車のIT融合が進展しており、日米欧3極で自動車産業の競争が激化しています。 一方、「自動走行社会の実現」「自動車ビッグデータの活用」が国策となり、自動車のネットワーク化社会の出現は目前に迫っています。ここでは自動車のIT社会との融合の実態を整理し、この先やらねばならない課題を提示し、その解決への道筋を考察します。それによる新たなビジネスの機会を共有します。
12:45-14:00 昼食
14:00-14:45 Session 2(45分)
井上博之氏
ネットにつながる自動車の脅威と保護メカニズム

重要生活機器連携セキュリティ協議会 研究開発センター IoT脆弱性研究ユニット チーフ
広島市立大学大学院 情報科学研究科 准教授
井上博之 氏

【概要】
既にアメリカなどで報告されているような自動車の車載LANやコンピュータに対する外部からの攻撃や干渉について、実車を用いた攻撃・防御の仕組みを研究するためのセキュリティ分析プラットフォームを開発しました。このプラットフォームを使った、なりすまし攻撃やDoS攻撃の実際についてデモを交えながら解説し、また、周期解析や機械学習を使った動的なフィルタリング機構を持つセキュリティゲートウェイ等について紹介します。
14:45-15:30 Session 3(45分)
伊藤公祐氏
IoT Security Tested by 沖縄に向けて

重要生活機器連携セキュリティ協議会 事務局長
伊藤公祐 氏

【概要】
沖縄県生活機器セキュリティ基盤形成事業の一環でCCDSが進めているIoTセキュリティ第三者検証環境づくりの概要を紹介し、製品分野別のセキュリティ検証ツール開発の内容と特にクルマ分野の取り組みについて紹介します。
15:30-15:45 休憩
15:45-17:15 パネルディスカッション(90分)
自動走行の「夢」と「死角」
モデレータ:
 インターネットITS協議会 事務局長 時津直樹 氏
パネリスト:

 インターネット協会 理事長/株式会社ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長(CEO) 藤原 洋 氏
 インターネット協会 副理事長 木下 剛 氏
 重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事/京都大学特任教授 荻野 司 氏
 ユーデック株式会社 代表取締役 馬場 園克也 氏
 関東学院大学理工学部理工学科情報学系 准教授/電子情報通信学会ITS研究専門委員会委員長 永長 知孝 氏
【概要】
自動車とIT社会の融合が世界の潮流になっています。自動走行社会の実現によって、自動車の3悪(環境・交通事故・渋滞)改善が国策となっており、また自動車業界の生き残りをかけた戦いも進展しています。そして自動車は必然的にネットワーク化されクラウド構造によって様々な効果を目指して進歩して行きます。しかしこの「夢」と裏腹に新たな驚異が出現しつつあります。”独立した系”としての自動車がクライアント化されることにより、今IoT社会が直面しているセキュリテイ驚異が身近な物となってきました。この「夢」の実現の背後に潜む脅威について、専門家の意見を交えながらその対応について皆様と考えて行きたいと思います。
17:15 終了
※終了しました。

【Day3】12月17日(木)
 主催:IIOT・JNSA   テーマ:「IoT時代のサイバーセキュリティ」
9:30 開場
IIOTセッション
10:00-10:45 Opeing Keynote(45分)
篠田陽一氏
IoT検証基盤としてのStarBEDの取組み ~IoTセキュリティ検証基盤への可能性~
北陸先端科学技術大学院大学情報社会基盤研究センター 教授
内閣サイバーセキュリティ補佐官
情報通信研究機構(NICT)テストベッド研究開発推進センター R&Dアドバイザ
篠田陽一 氏

【概要】
ICTシステムの様相が、ネットワークとサーバからなる従来のインターネットの枠を越えて進化しようとしています。14年間続いた大規模ICTシステム実証実験プロジェクトStarBEDも、この変化を受けてIoTやITSといったモノのネットワークを対象にした実験検証が可能なように進化しようとしています。本講演では、このようなStarBEDのIoT対応の取り組みについて概説します。
10:45-11:15 Session 1(30分)
田丸喜一郎氏
IoT時代の課題解決に向けたIPA/SECの取組み

情報処理推進機構(IPA)技術本部ソフトウェア高信頼化センター 調査役
田丸喜一郎 氏

【概要】
「コンピュータに蓄積されていく物事(Things)のデータが、 Internetが世の中を変えたのと同様に世の中を変えるに違いない」-1999年Kevin Ashton氏の講演タイトルで登場したIoT(Internet of Things)。IoTによるイノベーションはビジネスチャンスと言われます。その一方、セーフティ、セキュリティ、プライバシーなどの懸念も指摘されています。本講演では、IoT時代の課題を整理した後、課題解決に向けたIPA/SECの取組みを紹介します。
11:15-11:45 Session 2(30分)
宮本久仁男氏
セキュリティ・キャンプのご紹介 ~人材発掘・育成のケースとして~

セキュリティ・キャンプ実施協議会 企画・実行委員長
 情報セキュリティ大学院大学 客員研究員
宮本久仁男 氏

【概要】
現在、セキュリティ技術者が不足しているといわれていますが、セキュリティ技術「も」興味を示しそうな技術者は確実に存在します。本講演では、そのような技術者になりうる学生を発掘していく取組の1つであるセキュリティ・キャンプの紹介を行うとともに、12年間の変遷、そしてそのような取組を維持し、技術者を発掘・育成していくことの楽しさと難しさについて、俯瞰的に語ります。
11:45-12:15 Session 3(30分)
池城成久氏
IOTの動向とIIOTの取り組み

IIOT 代表理事
池城成久 氏

【概要】
IIOTは2012年設立以来沖縄県の支援の下、IoT検証・認証事業の基盤構築に取り組んできた。IIOTの検証基盤、セキュリティを含む各種ツールについて解説し、IoTのグローバルトレンド、国内での動向を踏まえた最近の検証事業、IoT事業のセキュリティ分野における取組みとビジネスチャンスについて考察する。
12:15-13:30 昼食
13:30-14:15 Special Session(45分)
立石譲二氏
マイナンバーでますます注目される経営の重要課題としてのセキュリティ対策

情報処理推進機構(IPA)理事(技術担当) 
立石譲二 氏

【概要】
長年、“情報セキュリティ対策には、企業トップをはじめとする経営層の関与が不可欠である。”と言われ続けてきましたが、マイナンバー導入を機にいよいよセキュリティ対策に向けた企業の姿勢と責任が問われるようになります。最近の「内部不正」「標的型攻撃」の事例や実態調査結果を基に経営層が陥りやすい過信と盲点、さらに真に有効な対策を講じるためのポイントについて解説します。
JNSA設立15周年記念セミナー
14:15-15:15 基調講演(60分)
岩井博樹氏
サイバーセキュリティ!やってはいけない10のこと。(仮)

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 シニアマネジャー
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所 主任研究員
岩井博樹 氏

【概要】
近年、高度化し続けるサイバー攻撃は増大傾向にあり、防御することは非常に難し くなってきています。これらの攻撃手口に対し、闇雲にセキュリティ対策項目を増 やしていっても、サイバー攻撃被害を緩和することには限界があります。ましてや攻 撃を完全に防御することを前提とした対策は現実的ではありません。本講演では、 今どきのサイバーセキュリティの事例を紹介すると共に、「やってはいけない」こと を知ってもらうことで、対策への考え方を解説します。
15:15-15:20 休憩
15:20-16:00 講演 1(40分)
大谷尚通氏
データから見る大規模なインシデント被害のリスクとその効果的な対策

株式会社NTTデータ/JNSAセキュリティ被害調査WGリーダー
大谷尚通 氏

【概要】
セキュリティ被害調査WGによる2014年までの被害調査の結果をもとに、組織における個人情報漏えい事故の傾向と基本的な対策方針を解説し、効果的なセキュリティ対策の考え方を解説します。特に大規模なインシデント被害を防ぐためにはどうしたらよいのか。セキュリティ被害調査WGによる調査データとインシデント事例をもとに解説します。
16:00-16:15 講演 2(15分)
小屋晋吾氏
「中小企業向け情報セキュリティリテラシーチェック」と「ソリューションズガイドサイト」のご紹介

トレンドマイクロ株式会社/JNSA会員交流部会部会長
小屋晋吾 氏

【概要】
「セキュリティ対策はしなければいけないがリソースも限られている」「ツールだけで対策できなくなりつつある」このような現状を踏まえ、企業が情報セキュリティを効果的に対策するための2つのツールをご紹介します。
16:15-16:25 休憩
16:25-17:45 パネルディスカッション(80分)
セキュリティが近未来社会へ与えるインパクト~セキュリティに求められる変革~
モデレータ:
 株式会社NTTデータ/JNSA理事 西尾秀一 氏
パネリスト:

 トレンドマイクロ株式会社/JNSA会員交流部会部会長 小屋晋吾 氏
 株式会社インフォセック/JNSA幹事 樋口 健 氏
 株式会社ラック/JNSA社会活動部会長 丸山司郎 氏
 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社/JNSA幹事 与儀大輔 氏

【概要】
IoT/CPS/M2M、ビッグデータ活用、人工知能などの最先端技術の進化によってどのような近未来社会が創られるのかに関心が高まっていますが、それと同時にセキュリティやプライバシーは避けて通れない課題となっています。本パネルディスカッションでは、より安全・安心な近未来社会を創るためにセキュリティがどんな貢献(インパクト)を与えられるかについて考えると共に、セキュリティの技術や制度、人的側面などからどのような変革が求められるかについて議論します。
17:45 終了
19:00-20:00 懇親会(会費制、那覇市内)
講師・参加者を交えての懇親会を行います。 どなたでも参加可能ですので、ぜひあわせて御参加下さい。
※終了しました。

お問い合わせ先

重要生活機器連携セキュリティ協議会事務局
E-mail: ccds-sec@ccds.or.jp  担当:石川、照屋   電話:098-943-2234
日本ネットワークセキュリティ協会事務局
E-mail: sec@njsa.org   担当:林   電話:03-3519-6440