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JNSA主催セミナー(2013年度)

本セミナーは終了いたしました。
多数のご来場ありがとうございました。

JNSA 2012年度活動報告会

■ 日 時: 2013年6月7日(金)10:00〜15:40(受付開始 9:30)
■ 場 所: 秋葉原UDX [MAP]
(千代田区外神田4-14-1)
■ 主 催: 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
■ 定 員: トラック1(NEXT1/定員:180名)
トラック2(NEXT2/定員:120名)
■ 概 要: JNSAで活動しているワーキンググループ(WG)の2012年度の活動報告と今後の活動計画などの発表を行います。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。
■ 参加申込み: 本セミナーは終了いたしました。 多数のご来場ありがとうございました。
■ 料 金: 参加費無料

※活動報告会のビデオ映像の公開は終了しました。


トラック1(NEXT1/定員:180名) トラック2(NEXT2/定員:120名)
【スマートフォン活用セキュリティポリシーガイドライン策定WG】10:00-10:20〈20分〉
「《スマートフォン活用セキュリティガイドライン正式版》
リリースに関するWG活動の概要」
WGリーダー:加藤 智巳 氏
(株式会社ラック)

<発表概要>
2011年4月の「スマートフォン活用セキュリティガイドラインβ版」リリースから丸2年を経てやっと正式版が完成しました。この2年間でスマートフォンを取り巻く環境は大きく変わってきましたが、特にセキュリティ関連状況やWGメンバーの意識において、何が変わって何が変わらなかったのかを軸に、ガイドラインの概要と活動内容を紹介します。
【セキュリティ市場調査WG】10:20-10:40〈20分〉
「情報セキュリティ市場は再び成長軌道へ
〜2012年度情報セキュリティ市場調査結果の要点〜」
WGリーダー:勝見 勉 氏
(株式会社情報経済研究所)

<発表概要>
2004年度以来継続して実施している国内情報セキュリティ市場調査の2012年度調 査結果について、その要点を報告します。
この調査は、情報セキュリティ市場の規模とその経年変化を示し、市場の状況に ついて分析することで、情報セキュリティに関係する企業や政策関係者等の参考 に資することを目的としています。
前回2010〜2011年度調査では2012年度からの回復と見込んでいましたが、2011 年度には増加に転じていたことが、今回調査で明らかになりました。その経緯や 要因についても説明します。
説明対象:市場全体の規模、ツール市場・サービス市場各々の概要、及び各市 場を構成する個別市場の数値、傾向、特徴など

 

休憩 (10分)
【情報セキュリティ対策マップWG】10:50-11:20〈30分〉
「情報セキュリティ対策マップ検討WG活動報告」
−セキュリティ対策の構造と戦った4年間−
WGリーダー: 奥原 雅之 氏
(富士通株式会社)

<発表概要>
当WGは2009年より、情報セキュリティ対策マップの決定版を作ることを目的に活動を開始しました。しかし、実際にこの作業を始めてみると、世の中で語られているセキュリティ対策が非常に多岐にわたることがわかり、「何が本当の情報セキュリティ対策か」という根源的な問題に直面しました。
当WGでは、これを解決するための情報セキュリティ対策構造のモデル化と、それによる対策の関係の図示化(マップ化)に取り組んできました。これらの活動の足跡と成果についてご報告します。
【アイデンティティ管理WG】 11:25-11:55〈30分〉
「2012年度 アイデンティティ管理WG成果報告」
WGリーダー:宮川 晃一 氏
(日本ビジネスシステムズ株式会社)

<発表概要>
近年、学術認証フェデレーション(GakuNin)に代表されるフェデレーションモデルが本格的に運用され始めており、今後企業への広がりが期待されております。
アイデンティティ管理WGでは、2012年度の成果としまして、「ID管理におけるトラストフレームワークのエンタープライズにおける活用」について討議いたしましたので、その内容についてご報告いたします。また、数年度にわたり継続的に検討してきました、「ロールマネジメント」が取まとまりましたので、その内容についても簡単にご紹介いたします。書籍「クラウド環境におけるアイデンティティ管理」につきましても改訂版を出版いたしましたので、簡単にご紹介いたします。
【組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応WG】
12:00-12:15〈15分〉
「組織で発生する不正・事故に関する問題意識について」
WGリーダー:甘利 康文 氏
(セコム株式会社IS研究所)

<発表概要>
JNSA関係者は、セキュリティという言葉から、いわゆる「情報セキュリティ対策」を思い起こすものと思います。本WGでは、この範囲を超えて、セキュリティを「組織のオペレーションが、きちんと回っている状態」と広く捉え、組織で働く人間によるオペレーションに悪影響を及ぼす行為について、その根本要因に働きかけることを考えています。検討は、まだ緒についた段階であるため、今回はWGで出た問題意識の共有をさせて頂ければと思います。
【IT・セキュリティキャリア女性活性化WG】
11:05-11:20〈15分〉
「セキュ女WGってこんなWGです」
WGリーダー:北澤 麻理子氏
(ドコモ・システムズ株式会社)

<発表概要>
セキュリティ業界で働く女性だけでなく、セキュリティに興味のある女性でしたら誰でも、という気持ちを込めた「IT・セキュリティキャリア女性活躍推進WG」が正式に活動を始めて1年が経ちました。毎回の定例会の出席平均人数は17名。各社を訪問し、従事されている仕事の紹介やタイムマネジメントに関するディスカッションを実施してきました。主な活動報告として、昨年度実施した第1回アンケート結果の考察を行います。
さらに、今後の活動予定をご紹介し、現役で働く女性たちから、これからこの業界で働くことを検討している女性たちへのメッセージを発信していく、という方針をお伝えしたいと思います。
【セキュリティ啓発WG】 11:25-11:55〈30分〉
「”普通の人たち”のセキュリティを考える〜セキュリティ啓発WG活動報告〜」
WGリーダー:松本 照吾 氏
(株式会社インフォセック)

<発表概要>
本WGでは、経済産業省から受託している民間向けのインターネット安全教室事業の運営を中心におこなっています。
各地のNPOやJNSAからの派遣講師に寄せられた質問や、NPO講師向けの講師トレーニング事業、2012年3月に開催したインターネット安全教室inソラマチの開催報告を通じて、お年寄りや児童、生徒等を含めた”普通の人たち”と情報セキュリティの”つながり”と”これから”を報告出来ればと思います。



【在宅勤務における情報セキュリティ対策検討WG】
12:00-12:15〈15分〉
「節電・在宅勤務・事業継続:ガイドブック公開に向けた2年間の活動報告」
WGリーダー:冨田 高樹 氏
(みずほ情報総研株式会社)

<発表概要>
東日本大震災に伴う計画停電や節電要請の影響を受け、在宅勤務やテレワークが急遽注目されることとなりました。
在宅勤務における情報セキュリティ対策検討ワーキンググループでは、こうした状況における情報セキュリティの確保に向けて、会員企業における情報セキュリティ対策に関する知見を集約したガイドブックを2年にわたって作成・公開するとともに、中小企業等を対象とする節電対策についてのセミナーを開催いたしました。
今回は2年間の活動について簡単に振り返るとともに、WG活動を通じて確認された在宅勤務やテレワークにおける情報セキュリティ対策のポイントについて紹介します。
【電子署名WG】 12:15-12:30〈15分〉
「電子署名WG設立について」
WGリーダー:宮崎 一哉 氏
(三菱電機株式会社情報技術総合研究所)

<発表概要>
『電子署名』は明らかに一巡を終え、二巡目に差し掛かっています。署名で先進する欧州連合ではEC指令を発行し、関連するフレームワークの全面的な見直しに着手しました。JNSAではかつて(2003年ごろ?)電子署名検討WGにおいて当時直面した課題に 取組んでいたようですが、昨今の課題は明らかにそのときとは様相が異なっています。
そこでこの度、標準化部会に電子署名WGを新設し、欧州とも共有できる最先端の課題に取組むこととしました。本発表では電子署名WGの活動方針及び2013年度に取組 む課題について紹介します。幸いにもこの分野における日本は先進諸国から周回遅れと揶揄されるような状況にはありません。本WGの成果は必ずグローバルな貢献の一端として結実するものと確信しています。
【U40部会】 12:15-12:30〈15分〉
「2012年度U40部会活動報告」
部会長:前田 典彦 氏
(株式会社Kaspersky Labs Japan)

<発表概要>
U40部会は、40歳未満を対象とし、JNSAにおける若年層の活動活発化や部会員の人脈形成・知見拡大を目的とした部会です。
活動内容は大きく二つ、「勉強会企画検討WG」と「ラボネットWG」となります。
勉強会企画検討WGでは、部会主催の勉強会を企画から講師折衝・運営を自分たちの手で行っており、この一年間も分野にとらわれない題材で勉強会を開催しました。本報告会では開催実績を中心に報告します。
ラボネットWGでは、主に検証に使用するネットワークである「JNSAラボネット」を構築・運用しているほか、ラボネットはJNSA会員にも利用頂ける環境を運用しています。こちらも一年間の活動を中心に報告します。
昼休み (12:30-13:30)
【セキュリティ被害調査WG】 13:30-14:00〈30分〉
「インシデントの発生頻度と個人特性の関係性〜SNSへの不適切な書込みは30秒に1回発生している〜」
WGリーダー:大谷 尚通 氏
(株式会社NTTデータ)

<発表概要>
2012年のインシデント発生確率の調査結果を中心に本WGの成果を報告します。企業における可搬記録媒体の紛失、電子メールの誤送信、SNSへの不適切な書込みの頻度があれば、あなたの会社のインシデント発生件数を推測でき、対応予算の検討の手助けになるでしょう。
また2011年の調査では、個人の性格とインシデントには相関関係が無いことがわかりました。今年は行動、知識との関係を継続調査し、新たにライフスタイルとの相関関係を調査しました。個人の特性とインシデントの関係をさまざまな角度から分析して発見した事実をもとに、新しい対策の考え方を提示します。
休憩 (10分)
【社会活動部会BoF】 14:10-15:40〈90分〉
「JNSAの社会活動部会いつやるの?今でしょ」
〜JNSAの社会的役割をあらためて考える〜
コーディネータ:
西本 逸郎 氏(株式会社ラック)
パネリスト:
佐々木 良一 氏(東京電機大学)
浜田 達夫 氏(日本情報システム・ユーザ協会)
西尾 秀一 氏(株式会社NTTデータ)
高橋 正和 氏(日本マイクロソフト株式会社)
丸山 司郎 氏(株式会社ラック)
<発表概要>
2001年7月にJNSAが設立し早12年が経過しました。
「継続は力なり」の言葉通り、JNSAの名前や活動は、セキュリティ業界における認知は高まりました。一方で、多くのセキュリティ問題が発生しているにも関わらず、社会な影響を与える存在として認知度を得るには至っていないのが実情だと思います。
社会活動部会では、このような現状を打破し、業界を超えた社会的な認知度と影響力を高めることを目指して、昨年から様々な活動を行ってきました。ここではその活動を総括し、ご来場の皆様とのディスカッションを通じて、社会活動部会やJNSAが今後取り組むべき課題や方向性を問いたいと思います。皆様の忌憚のないご意見をお待ちしています。
【PKI-BoF】 14:00-15:40〈100分〉
「暗号技術と情報セキュリティのミッシングリンク」
コーディネータ:
松本 泰 氏(セコム株式会社IS研究所)
パネリスト:
神田 雅透 氏(独立行政法人 情報処理推進機構)

須賀 祐治 氏(株式会社インターネットイニシアティブ)

宮内 宏 氏(宮内宏法律事務所)

<発表概要>
昨年12月に開催したPKI day 2012 の午後の部では、「PKIへの攻撃とその対応」というテーマで、講演とパネルディスカションを行いました。
ここでは、PKIの仕組みが世の中の信頼の起点となっているが故に攻撃の対象になっている実体と、この対応等の議論を行いました。この対応の難しさの背景の一つに、暗号技術の分かりにくさ、複雑さがあります。
今回は、PKIというよりは、社会基盤となるべき暗号技術、社会に役立つ暗号技術を念頭に、「暗号理論からみた理想のセキュリティ」と「実体としての情報セキュリティのベストプラクティス」の間には、大きなギャップがあるのではないか。このギャップを埋める活動が必要ではないかとの認識の元、議論を行います。