2005年度2004年度2003年度2002年度2001年度2000年度
セミナー2000年
JNSA大阪セキュリティーセミナー
2000年12月20日(水) 9:30 〜 17:00
大阪国際会議場 イベントホールA
http://www.gco.co.jp/index-j.html
〒530-0005 大阪市北区中之島5-3-51
Tel:06-4803-5555(代) Fax:06-4803-5620

主 催 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
対象者 セキュリティに関心のある方
イベント内容今年(2000年)4月に発足した JNSAのご紹介と、基調講演として通産省から情報セキュリティ政策室長であられる東井芳隆氏より「IT革命と情報セキュリティ政策」についてお話しいただきます。この他、JNSA技術部会のワーキンググループ成果発表及びセキュリティに関する講演を行ないます。
参加費 JNSA会員:3000円
JNSA非会員:5000円
当日受付12月18日(月)より、Internet Week 2000 総合受付(大阪国際会議場 5F)にて、当日受付を行ないます。当日参加ご希望の方は、総合受付まで直接お越しください。 総合受付にて、JNSA会員である事をお伝えいただきますと、会員価格が適用されます。

プログラム
午前の部 基調講演「IT革命と情報セキュリティ政策」
09:00〜受付開始
09:30〜09:45
(15分)
「JNSAのご紹介」(会員へのお誘い)
下村事務局長からの御挨拶
09:50〜11:30
(100分)
基調講演
通産省セキュリティ政策室長 東井芳隆氏
11:30-12:40
[70分]
 昼休み 
午後の部 JNSA技術部会ワーキンググループの活動内容ご紹介と中間発表及び講演
12:40-13:05
(25分)
相互接続WG (松島正明氏/新日鉄情報通信システム)
13:05-13:20
(15分)
セキュリティ評価WG(西本逸郎氏/ラック)
13:20-13:40
(20分) 技術研究WG・技術用語WG (佐藤慶浩氏/日本HP)
13:40-14:00
(20分) 不正アクセス調査WG (桂川昌治氏/日新電機)
14:00-14:20
[20分] セキュリティポリシーWG (三輪信雄氏/ラック)
14:20-14:40
[20分]
[ 休憩 ]
14:40-15:40
(60分)
講演「ネットワークセキュリティの基本設計」
(山田英史氏/ディアイティ)
15:50-17:00
(70分)
講演「IPsecにおけるNATアドレス変換の問題点と解決技術」
(ビッレ・サルメンスー氏/SSHコミュニケーションズ・セキュリティー)

プログラム詳細
◆基調講演 「IT革命と情報セキュリティ政策」

通産省情報セキュリティ政策室長 東井 芳隆氏


IT革命と呼ばれる経済社会の大変動は、インターネットを用いたオープン環境下でのネットワークコンピューティングを基盤としています。このようなデジタル社会は、同時に新しい脅威にさらされている社会であり、今日、情報セキュリティ問題は世界的な課題となっています。 このような新しい時代における、情報セキュリティの国際的な議論の動向を紹介しつつ、今後の政策の方向を示します。


** 講師略歴 **
1983年 一橋大学法学部卒
1994年 在カナダ日本国大使館一等書記官
1998年 通産省機械情報産業局情報産業企画官
   (情報国際協力室長兼情報セキュリティ政策室長)
2000年 情報政策企画室長兼務

◆技術部会ワーキンググループ(WG)の活動内容ご紹介と中間発表

相互接続WG リーダー松島正明氏 / 新日鉄情報システム(株)


IPsecを中心とする暗号化通信装置の相互接続性を検証するWGです。 2001年早々にも接続性の実証環境を 準備するための予備実験を行い、以後定期的に実証試験を行う予定です。 実証内容はCAサーバを使った場合や、運用中の障害回復についての手段や手順についても確認することを 予定しています。 試験項目や試験内容は公開することを全逓としています。


セキュリティ評価WG リーダー西本逸郎氏/(株)ラック


セキュリティ評価WGでは、セキュリティ関連企業が実施している総 合セキュリティ評価結果に関する標準化の模索を行っています。 本日は、本年度の活動成果の中間発表として、セキュリティ評価事業 及び総合セキュリティ評価に関するアンケートを、関連企業に対して 行いましたので、 その概要と、今後の私たちの活動指針について報告 いたします。

技術研究WG リーダー佐藤慶浩氏/日本ヒューレットパッカード(株)


2つのサブWGにより構成します。 1つは、カテゴリ研究で、セキュリティのソリューションの全体を 俯瞰的に見渡せるような分類表を用意し、ベンダー各社の製品をこれに書き入れて、 ベンダー間の協業関係や利用者 の導入計画に役立てます。 2000年12月完成の予定で、Webで公開します。 もう1つは、新技術研究で、 現在は無線ネットワークのセキュリティをテーマに選んでいます。

技術用語WG リーダー佐藤慶浩氏 / 日本ヒューレットパッカード(株)


セキュリティ用語の邦訳は、現在各社・機関によっって様々です。これらの訳語表や用語解説集などを 作成して、英語の技術資料などの翻訳を促進し、 また利用者の混乱を軽減するのに役立てます。2001年1月完成 を目標とし、Webで公開します。

不正アクセス調査WG リーダー桂川昌治氏/日新電機(株)


技術部会としては、プラットホーム/アプリケーションの弱点や、攻撃する側からの主な不正アクセス 手法について、その概要を把握しておく必要があります。現在、当WGではまずBugtraqデータベースを中心に弱点に 関する情報を収集し、最近の傾向や攻撃手法/対策方法の概要について調査しています。


セキュリティポリシーWG リーダー三輪信雄氏/(株)ラック


セキュリティポリシーWGでは、業種や組織の規模別のセキュリティポリシーのサンプルを作成すること を目的として活動しています。 リスク分析からポリシーサンプルの作成まで各グループに分かれて作業を行っています。 2001年3月末を目標にしています。

◆講演

「ネットワークセキュリティの基本設計」 山田 英史氏/ディアイティ


リスク分析、セキュリティポリシーの策定...。 ネットワークセキュリティを運用維 持するためには多くのことを検討する必要があります。しかし、一方ですでに導入しているシステムの安全性の確保という目の前の課題もクリアーしなくてはなりません。 ここではまずセキュリティを確保するための、考え方や設計ポイントを紹介します。

「IPsecにおけるNATアドレス変換の問題点と解決技術」
 ビッレ・サルメンスー氏/SSHコミュニケーションズ・セキュリティー
 (通訳:奥村 康弘氏/SSHコミュニケーションズ・セキュリティ)

IPsecはインターネット上で暗号化通信を行うVPNの標準規格として利用されますが、 ルータのNAT機能を使うと内部アドレスかInternet上のグローバルアドレスに 自動的に変換されてしまうため、 データパケットが改竄されたことになり通信が できなくなってしまいます。この問題の革新的な解決策としてIETFで標準化が検討さ れております方法を、 ご紹介いたします。
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