コンシューマ向けIoTセキュリティガイド
(IoTセキュリティワーキンググループ)

2016.6.24
はじめに
近い将来、多数のIoT製品が相互に接続され通信しあって生活や社会のインフラとして機能するようになります。そして、従来のITでは実現できなかった、個人の行動や状況にあわせたきめ細かい情報処理と最適制御が実現します。 それにともなって、セキュリティはIoTの重要な要素となります。しかし現状では、セキュリティの実現と実践を一般の利用者に任せるのは困難です。このため、IoT製品やシステム、サービスを提供する事業者の側が利用者のセキュリティ対策を設計時から作り込み、利用者に情報提供する必要があります。
このようなIoTセキュリティの課題を踏まえ、2014年に本WGは活動を開始しました。コンポーネントベンダーやシステムインテグレータ、サービス提供事業者などを交えて情報収集や議論を行った上で、IoTに関連するさまざまな仕様や規格、技術ドキュメント類を俯瞰し、それらをどのように整理するべきかを議論しました。そして、実際のIoTの利用形態を分析し、IoT利用者を守るためにIoT製品やシステム、サービスを提供する事業者が考慮しなければならない事柄を「コンシューマ向けIoT セキュリティガイド」としてまとめました。
このガイドがIoTのセキュリティ向上の一助となれば幸いです。
レポート執筆メンバー (社名五十音順)
WGリーダ:松岡 正人(株式会社カスペルスキー)
玉木  誠(SCSK株式会社)
阿部 真吾(JPCERTコーディネーションセンター)
洞田 慎一(JPCERTコーディネーションセンター)
酒井 美香(日本IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社)
杉浦  昌(日本電気株式会社)
福田 尚弘(パナソニック株式会社)
兜森 清忠(オブザーバ)
桐山 隼人(オブザーバ)
コンシューマ向けIoTセキュリティガイド
・2016.8.1
「コンシューマ向けIoTセキュリティガイド」  [5.75MB]
 

 

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