NPO日本ネットワークセキュリティ協会
HOME JNSAについて 活動内容 イベント・セミナー 会員向け情報 成果物 リンク

「情報セキュリティプロフェッショナル教科書」のご紹介

情報セキュリティ教科書執筆者WG
WGリーダー:塩見友規 氏(オー・エイ・エス)

クリックすると拡大画像が表示されます
「情報セキュリティプロフェッショナル教科書」
佐々木良一 監修、日本ネットワークセキュリティ協会教育部会 著

ISBN:ISBN978-4-04-867782-0
サイズ:B5変型判/ページ数:720
価格:本体4,700円+税
発売日:2009年3月23日
出版社:アスキー・メディアワークス


はじめに

昨年より情報セキュリティ教科書執筆者WGにて作成を行っていた「情報セキュリティプロフェッショナル教科書」が3月23日に発売され、ようやく日の目を見ることが出来ました。本書は、2005年にJNSAの教育部会が作成した「情報セキュリティプロフェッショナル総合教科書」の全面改訂版の位置付けとなります。時勢に合わせて新しい項目なども精力的に盛り込んだ結果、以前の書籍に比べて100ページ以上厚みが増す結果となりました。その分、内容的にも充実したものに仕上がっておりますので、ぜひ一度お手にとって頂き、自己啓発や組織内の教育などにご活用頂けると幸いです。

教科書の構成

本書は、セキュリティ知識分野作成(SecBoK)WGにて策定された、「SecBoK(Security Body of Knowledge):セックボック」2008年度版の分類を参照し構成されております。ですが、単純にSecBoKの分類をそのまま用いたのではなく、書籍としてどのようにすれば読み易くなるかを討議した結果、原因→対策→防御→管理のような考え方の章立てとしています。また、各章をまとめるために部を設けており、各部の初めに総論を記載することで、部に含まれる章の概要が分かるような構成としました。そのため、本書を手にされる皆様は必要な項目のみをピンポイントで読み進むことも出来ますし、最初から通して読むことで、脅威と攻撃手法の理解から、各技術要素の防御の考え方、果てはマネジメント、開発、運用のライフサイクルの考え方やコンプライアンスに関する知識などを体系的に身に付けていくことが出来ます。

以下に、本書の構成と各章の執筆者のお名前を列挙します。各章の執筆は第一線でご活躍されている方々にお願いをしました。実際の現場にも精通しておられる方々なので、各章の内容はかなり充実したものとなっております。これだけの方々が執筆された内容を、一冊の書籍でまとめて読み進めることが出来ることも本書の特色となっております。

表1 「情報セキュリティ教科書」の構成と各章の執筆者

おわりに

ITセキュリティの分野は扱う範囲が広範であり、また日々変容しているため、体系的な知識の習得には困難が伴います。本書では、広範囲にわたるITセキュリティの多くの部分について触れています。本書を読み進むことで、広大かつ深遠なITセキュリティの基礎知識を身に付け、ITセキュリティのプロフェッショナルとなるために必要な専門知識を習得するための基盤を築くことが出来ます。人材不足が叫ばれるITセキュリティの分野において、一人でも多くのプロフェッショナルを輩出するために、本書が活用されることを期待します。

購入はお近くの書店やAmazon等でお買い求め下さい