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IPsec相互接続実証実験詳細

IPsec製品相互接続実証実験
(JNSA相互接続WG)
日  程:11月27日〜12月8日(第一期試験
1月11日〜      (運用試験)
場  所: 工学院大学 新宿校舎1611号室
第一期試験結果発表:近日中Web掲載予定です

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IPsec相互接続実証実験詳細


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IPsec相互接続実証実験を開始 日本ネットワークセキュリティー協会(以下JNSA、会長:石田晴久)は、通商産業省及びIPA(情報処理振興事業協会)のご支援をいただき、第一回IPsec対応機器相互接続実証実験を工学院大学(理事長:北郷薫)新宿校舎にて11月末日より2週間の予定で開始します。試験結果はJNX(Japanese automotive Network eXchange)での採用機種の選定基準としても期待されています。

VPN(Virtual Private Network)の標準として注目を集めているIPsecも対応製品が出揃ってきており、実用面からの相互接続性の確認情報を公開していくことが業界として求められています。また、2003年を目処に進められている電子政府の実現に向けてもその中核となるIPsec製品の相互接続性の評価が重要視されています。そのためJNSAでは、電子政府実現のための情報セキュリティ基盤技術開発を行っているIPA(情報処理振興事業協会)セキュリティセンターからの委託事業として、運用時の問題も視野に入れた実証確認実験を行うことになりました。JNSAとIPAは、この結果を広く一般に公表する予定です。

実験はJNSA技術部会の1つである相互接続WG(ワーキンググループ)が主体となり工学院大学先端的ネットワークコンピューティング・セキュリティ研究所(LINCS)の協力を得て、11月から12月にかけてIPsec製品実証確認実験という位置付けで、IPsec相互接続実験の必要項目の洗い出しと、実際の確認項目として有効かどうかの検証を行ないます。今回の相互接続試験には、JNSA会員会社を中心に10数社からのエントリーがあり、20機種以上の参加をいただいています。

試験方法としては、原則としてPre-shared Keyによる基本的な接続は参加機種の総当り確認を行う予定です。またCAサーバに対応している機種では、CAサーバを利用した接続確認も行います。更に、運用時に問題となる回線障害やどちらかの機器がダウンした場合などの接続回復方法についての検証など、実際の運用時に避けて通れない諸問題に関しても対応手段や方法論を確認しまとめることも目指しています。

今回の実証確認実験を経て、来年以降はJNSAとして年間2回程度を目安として定期的な確認実験を予定しています。また、工学院大学との共同研究を行う場を兼ねて常設実験場が確保できたことから、メーカーやディーラを始めとするJNSA会員企業各社に対し、常時必要な確認試験が行なえる環境の提供が可能となりました。JNSAはこの実証実験環境を利用して、ユーザがIPsec対応機器の選定及び導入を容易にするための「IPsec接続性認定制度」に発展させることも視野に入れて検討しています。  

 このような定常的な確認と認定を行っていく一方、来年度以降の新たなテーマとしては、モバイル環境での利用に関する実際の動作確認、IPv6でのVPN利用についての相互接続性の実験確認などをはじめ、今後重要な選択肢の一つとなってくると思われるオープンソースで提供されるIPsecソフトウエアなどの検証を考えている。

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