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設立の趣旨

ネットワーク・セキュリティに関する活動が認められ、2001年5月に特定非営利活動法人 (NPO)として認可されました。

2001年7月12日にNPO-JNSA設立総会を開催し、正式にNPOへ移行し新たな活動を始めています。 ネットワークセキュリティが想像以上の早さで身近な問題となる中、新たな技術や 製品、便利な使い方や、さまざまな犯罪に結び付きかねない悪用なども現れてきています。 これらの動向を見極めながら、より良いネットワーク社会を築くために、叡知を集め NPO-JNSAとしてできること、必要なことを着実に実現していこうと考えています。
2001年7月12日  事務局長 下村 正洋

ネットワーク・セキュリティは、今後、社会インフラとしてインターネットを中心に情報ネットワーク社会が形成されていく中で、必要不可欠のものになって行こうとしています。

このような中で、セキュリティとは、「何か」、「誰が」、「どこまで」、「責任」をもつのか、その責任の保証範囲など、社会のコンセンサスが取れていないのが現状であり、それ以前のネットワーク・セキュリティとは、一体、何かということにおいても、様々な認識があります。

例えば、インターネットを装備したマンションを造ったときに販売者及びサービス・プロバイダは、どこまでプライバシを保つのか、また、基本的にインターネット・サービス・プロバイダ及び通信事業者の中で、どのようにして、セキュリティが守られているのか、否、守られなければならないのか。海外製品が主流の中で我が国として、セキュリティ・システムは、如何に考えなければならないかなど、問題が山積している状態であり、これらを統合的に検討する場がないのが現状です。

このような状況を鑑み、現在、ネットワーク・セキュリティ製品を提供しているベンダー、システムインテグレータ、インターネットプロバイダーなどネットワークセキュリティに携わる組織が結集して、ネットワーク・セキュリティの必要性を社会にアピールし、かつ、諸問題を解決していく場として、本協会の設立を行います。
2000年4月13日  事務局長 下村 正洋